コラム“晴耕雨読”  616件

第347回 70代は第二の絶頂期?

前山 光則  最近読んだ本で嵐山光三郎著『ゆうゆうヨシ子さん』は、とてもおもしろかった。  著者の母親ヨシ子さんは現在102歳、長寿である。なんでも、62歳の頃に自分の母親を追悼して「母の日の星またたきて闇に消ゆ」と句を
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第346回 春の一日

前山 光則  先日、福岡市にいる娘のところに遊びに行った。娘と一緒にレンタカーを利用し、近くの山間部や海辺をドライブしてまわった。久しぶりに遊びまくったわけであった。  まず、行ってみたいところがあった。真言宗の古刹で、
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第345回 春愁か、それとも……

前山 光則  俳句の季語に「春愁」というのがある。角川春樹編『季寄せ』によれば、「華やかな楽しさの中にふと感じられる春の哀感」のことだそうである。例句として、      春愁の渡れば長き葛西橋   結城昌治      が
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第344回 久しぶりの即席ラーメン

前山 光則  NHKの朝の連続ドラマ「まんぷく」は、毎回なんとなく観ている。  つい何日か前には、長谷川博己の扮する立花萬平が試作した即席ラーメンを皆に食べさせ、それを妻の福子(安藤サクラ)はじめ全員が感心するというシー
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第343回 石牟礼道子の俳句

前山 光則  前回、種田山頭火が短歌も作っていることについて触れた。俳句を詠む時にはあんなにも自在な自由律を追求したにもかかわらず、短歌は定型から一歩も出なかったのである。  その後、石牟礼道子さんのことが思い浮かんだ。
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第342回 ふと思ったこと

前山 光則  2月に、或る催しの中で種田山頭火について講演することになっている。だから、今、『山頭火全集』やら村上護著『種田山頭火』やら自分の書いた『山頭火を読む』等を本棚から引っ張り出し、読み直している。  そんな中で
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第341回 年の初めに

前山 光則  明けましておめでとうございます――元日の朝方までは、こんなふうにご挨拶することすら躊躇するものがあった。それが、初詣に出かけてから違ってきた。  昨年7月18日に妻が亡くなった。以来、一人暮らしをしているが
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第340回 夢を見なくなった

前山 光則  どこか分からないが、教室で授業をしていた。生徒が多かったわけではない。二三人しかいなかったが、そのうちの一人の男の子がしきりに絵を描いている。見ると、稚拙だが電車の絵で、田園の中を走っている様子である。電車
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file61 薩摩金山蔵

市原猛志   【1658年~/鹿児島県いちき串木野市/金鉱山】    車で連れられるがままに、たどり着いたのは串木野の金山跡。ここは現在観光施設として活用されており、その名も「薩摩金山蔵」。観光坑道に入るとまずトロッコが
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第339回 この頃、ようやく

前山 光則  この頃、ようやく本が読めるようになったと思う。去る7月18日に妻が亡くなって以来、調べ物のために必要があって目を通す本はあったものの、進んで読書をしようという気持ちになれなかった。それが、この頃、少し違って
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