本のある生活 345件

第345回 春愁か、それとも……

前山 光則  俳句の季語に「春愁」というのがある。角川春樹編『季寄せ』によれば、「華やかな楽しさの中にふと感じられる春の哀感」のことだそうである。例句として、      春愁の渡れば長き葛西橋   結城昌治      が
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第344回 久しぶりの即席ラーメン

前山 光則  NHKの朝の連続ドラマ「まんぷく」は、毎回なんとなく観ている。  つい何日か前には、長谷川博己の扮する立花萬平が試作した即席ラーメンを皆に食べさせ、それを妻の福子(安藤サクラ)はじめ全員が感心するというシー
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第343回 石牟礼道子の俳句

前山 光則  前回、種田山頭火が短歌も作っていることについて触れた。俳句を詠む時にはあんなにも自在な自由律を追求したにもかかわらず、短歌は定型から一歩も出なかったのである。  その後、石牟礼道子さんのことが思い浮かんだ。
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第342回 ふと思ったこと

前山 光則  2月に、或る催しの中で種田山頭火について講演することになっている。だから、今、『山頭火全集』やら村上護著『種田山頭火』やら自分の書いた『山頭火を読む』等を本棚から引っ張り出し、読み直している。  そんな中で
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第341回 年の初めに

前山 光則  明けましておめでとうございます――元日の朝方までは、こんなふうにご挨拶することすら躊躇するものがあった。それが、初詣に出かけてから違ってきた。  昨年7月18日に妻が亡くなった。以来、一人暮らしをしているが
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第340回 夢を見なくなった

前山 光則  どこか分からないが、教室で授業をしていた。生徒が多かったわけではない。二三人しかいなかったが、そのうちの一人の男の子がしきりに絵を描いている。見ると、稚拙だが電車の絵で、田園の中を走っている様子である。電車
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第339回 この頃、ようやく

前山 光則  この頃、ようやく本が読めるようになったと思う。去る7月18日に妻が亡くなって以来、調べ物のために必要があって目を通す本はあったものの、進んで読書をしようという気持ちになれなかった。それが、この頃、少し違って
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第338回 久しぶりのふるさとで

前山 光則  10月29日、快晴。久しぶりにふるさとへドライブをした。  わたしは熊本県人吉市の出身だが、そのちょっと先、球磨郡あさぎり町の親戚が新米をくれるので、その日、丁度折り良く福岡在住の娘が帰ってきていたから一緒
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第337回 一緒に悶え、加勢する

前山 光則  今年は水俣病が公式認定されて50周年だそうである。そのような折り、永野三智著『みな、やっとの思いで坂をのぼる《水俣病患者相談のいま》』(ころから、 http://korocolor.com/book/min
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第336回 ジャッジャッ・ヒッケン・タカタン

前山 光則  熊本県八代市。この町に住み始めたのが昭和54年(1979)春だった。転勤で移って来たのだから、4、5年ほどで他所へ行くつもりだったのに、身の回りに種々の事情が重なったため住み続け、とうとう39年経ってしまっ
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