本のある生活 335件

第145回 はじめての佃

前山 光則  学生時代、アルバイト先のお使いでよく銀座から築地市場の研屋さんへ行っていたものだ。また、友人たちと共に築地の先の勝鬨橋を渡り、月島も通り越して夢の島まで第五福竜丸を見に行ったこともある、という具合にあのあた
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第144回 饂飩・鯰・花袋

前山 光則  三浦半島を歩いた翌日には群馬県の館林市へ行った。朝ゆっくり起きたので動き始めた時には午前10時を過ぎており、だから館林駅に着いたのは午後1時20分であった。  ここらは饂飩(うどん)屋が多い。5年前に来た時
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第143回 三浦半島へ行った日

前山 光則  4月17日には、エッセイストの乳井昌史氏と一緒に神奈川県の三浦半島へ出かけた。  品川駅から京急線で1時間余かけて京急長沢駅に着き、電車を降りると、あたりは新緑がみずみずしい。駅から徒歩5、6分で北下浦の長
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第142回 行き逢うて

前山 光則  4月13日、国立国会図書館に行った。  10日間ほどの予定で東京へ出かけたのだが、遊びまわる前にマジメなことをしておこうという次第であった。本館6階建て、新館4階建てという大図書館の前に立つだけで緊張した。
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第141回 『終戦覚書』を読む

前山 光則  最近、親しい友人から高木惣吉著『終戦覚書』の原稿コピー本を借りて読んだ。第二次大戦時、海軍少将という立場で戦争の早期終熄につとめた人の著書で、敗戦後間もない昭和23年3月、弘文堂から出版されている。  昭和
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第140回 梨の老木と千年杉と

前山 光則  3月31日、友人夫妻の車に便乗させてもらって熊本県球磨郡水上村の山奥へ梨の花を見に行った。梨園で栽培されているようなものではなくて、球磨・人吉地方で「石梨」と呼ぶのだが、つまり山野に自生する「やまなし」の種
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第139回 闇に裂く魔山の石

前山 光則  先日、水俣市に住む書道家・渕上清園氏のところへ遊びに行ったら、「赤崎覚(あかさき・さとる)の書いたものを、見てみらんな」と短冊を出してくださった。毛筆で「闇に裂く魔山の石」とあり、下には「覚」と名が記されて
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第138回 箱崎再訪

前山 光則  家の者が、福岡まで往復してたったの2900円しか要らないという日帰りバスツアーを見つけてくれた。現地にいる間は各自まったく自由行動だというから、それならば箱崎界隈をまた歩きたいもんだと思いたち、3月16日、
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第137回 眠れぬ夜に眠るには

前山 光則  こないだ、あるご婦人から「夜、なかなか眠れなくて、イヤなことばかり考えるし、困ってます」との悩みを聞かされた。「分かりますよ」、大いに同情した。わたしの場合は、寝つきはたいへんよろしい。でも夜中に何回も目が
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第136回 あの時代の空気

前山 光則  今回は、福岡県立図書館で閲覧した「九州文学」戦中から敗戦直後にかけてのバックナンバーについて、少し感想を述べてみる。  この雑誌の昭和19年8月号の編集後記で、原田種夫は「不敵にもわがサイパンに来寇した醜夷
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