本のある生活 332件

第332回 独り住まいとなって

前山 光則  先月18日、妻・桂子が亡くなった。6月に71歳になったばかりであった。昨年秋に膵臓癌の手術を受けて以来、療養を続けてきたのだが、今年の春になって以前病んだことのある乳癌までが再発し、肝臓に転移してきて、どう
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第331回 石牟礼道子の短歌時代

前山 光則  前々回・前回と続けて与謝野晶子、若山牧水の短歌について触れたが、そんなことをやっているうちに今年の2月に90歳で亡くなった石牟礼道子さんのことが浮かんできた。  晶子も牧水も、若いうちに青春をめいっぱい謳歌
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第330回 若い頃の歌、年とってからの歌

前山 光則  前回は、与謝野晶子が自身の若い頃の歌集『乱れ髪』について晩年にはほとんど全否定に近い状態だったことを話題にした。そして、そのことについて、しかし、さて、なあ、などと与謝野晶子の苛烈さに「?」印をつけたくなっ
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第329回 世評と自分の想いと

前山 光則  最近、岩波文庫版の『与謝野晶子歌集』を開いてみた。与謝野晶子は、明治34年(1901)に満22歳で『乱れ髪』を刊行して以来、最晩年昭和17年(1942)刊の『白桜集』に至るまで全部で27冊の歌集を刊行してい
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第328回 麦島勝さん逝く

前山 光則  『昭和の貌《あの頃を撮る》』(弦書房)の麦島勝さんが、5月17日に亡くなられた。  今年の3月13日、人吉市在住の麦島ファンS氏が久しぶりに所用で八代へ出て来た。それで、それならば麦島さんに会いましょうよと
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第327回 白島へ

前山 光則  前回、生まれて初めて海を見た時のことを話題にしたが、実はそこへ行ってみた。  4月18日、良い天気であった。午前9時半頃に自転車で家を出た。球磨川の分流である前川の左岸を少し遡った後、旧前川橋から右岸へと渡
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第326回 思い出の場所

前山 光則  BSプレミアムの人気番組「こころ旅」について、以前に少しだけ触れたことがある。 いつも心待ちにして観ているのである。  俳優の火野正平が愛車チャリオと共に各地を旅する番組だ。事前に視聴者から思い出深い場所や
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第325回 川魚がよく食される地域

前山 光則  最近、なにかと筑後川流域へ出かけることが多い。前回レポートしたように、こないだは久留米市田主丸町で桜見物をしたわけだが、いつもはあのあたりを通り過ごして大分県日田市まで筑後川を遡る。日田市では筑後川が「三隈
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第324回 結麗桜を見に行った

前山 光則  今年の桜は早かった。寒さの厳しい期間が続いた後、3月に入ってからにわかに暖かくなった、そうした気象現象が影響したのだろうか。自分の住んでいる町では球磨川べりや山付きの集落で桜が愉しめた。ふるさと人吉でも盆地
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第323回 西彼杵半島へ

前山 光則  前回は東靖晉氏の新著『最後の漂海民《西海の家船と海女》』について感想を記した。実は、あの本を読みながら現地へぜひ行ってみたくなっていた。わたしには時折りそのような衝動にかられる性癖があり、行きたくなると我慢
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