本のある生活 342件

第342回 ふと思ったこと

前山 光則  2月に、或る催しの中で種田山頭火について講演することになっている。だから、今、『山頭火全集』やら村上護著『種田山頭火』やら自分の書いた『山頭火を読む』等を本棚から引っ張り出し、読み直している。  そんな中で
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第341回 年の初めに

前山 光則  明けましておめでとうございます――元日の朝方までは、こんなふうにご挨拶することすら躊躇するものがあった。それが、初詣に出かけてから違ってきた。  昨年7月18日に妻が亡くなった。以来、一人暮らしをしているが
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第340回 夢を見なくなった

前山 光則  どこか分からないが、教室で授業をしていた。生徒が多かったわけではない。二三人しかいなかったが、そのうちの一人の男の子がしきりに絵を描いている。見ると、稚拙だが電車の絵で、田園の中を走っている様子である。電車
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第339回 この頃、ようやく

前山 光則  この頃、ようやく本が読めるようになったと思う。去る7月18日に妻が亡くなって以来、調べ物のために必要があって目を通す本はあったものの、進んで読書をしようという気持ちになれなかった。それが、この頃、少し違って
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第338回 久しぶりのふるさとで

前山 光則  10月29日、快晴。久しぶりにふるさとへドライブをした。  わたしは熊本県人吉市の出身だが、そのちょっと先、球磨郡あさぎり町の親戚が新米をくれるので、その日、丁度折り良く福岡在住の娘が帰ってきていたから一緒
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第337回 一緒に悶え、加勢する

前山 光則  今年は水俣病が公式認定されて50周年だそうである。そのような折り、永野三智著『みな、やっとの思いで坂をのぼる《水俣病患者相談のいま》』(ころから、 http://korocolor.com/book/min
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第336回 ジャッジャッ・ヒッケン・タカタン

前山 光則  熊本県八代市。この町に住み始めたのが昭和54年(1979)春だった。転勤で移って来たのだから、4、5年ほどで他所へ行くつもりだったのに、身の回りに種々の事情が重なったため住み続け、とうとう39年経ってしまっ
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第335回 ていねいに生きて行くんだ

前山 光則  人間、誰でも必ず死なねばならない。そうと分かっていながら日々を過ごしているのは、この世が生きるに値するからである。いや、幼い頃は何も考えていなかった。少年期・青年期ですら、ただ闇雲に生活してきただけであった
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第334回 秋白し

前山 光則  今年の夏の暑さは格別であった。全国各地で40℃越えが報じられ、熱中症にかかる人も多く出て、これはもう「猛暑」というより「異常な暑さによる災害」と見なすべきではなかろうか。妻が7月18日に死去したが、言うまで
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第333回 水底の墓に刻める線描の……

前山 光則  最近になって、わが家にようやく『石牟礼道子全集・不知火』全17巻・別巻1が勢揃いした。この全集は刊行が開始された時点から1冊ずつ取り寄せていたのだが、あと3冊までとなった頃、勤めを定年で退職した。すると、正
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