既刊一覧 249件
- 火山部落〈随筆集〉小林松太郎作品集Ⅱ
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小林松太郎・著 随筆集『火山部落』。
火野葦平、宮崎康平、風木雲太郎、劉寒吉、原田種夫、植木孟 等、九州文学黄金期を彩る人々との出会ひと別れ。孤高の異才が綴った、温泉火山半島的、四方山話。- A5判/128頁/上製
- 978-4-86329-122-5
- 定価 1400円 (+税)
- 2015年9月発行
- 小説の姿/木造西洋館 小林松太郎作品集Ⅱ
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小林松太郎・著 『小説の姿』『木造西洋館』。
対話が交錯する 多幸の状態から 無限に甲虫が 温泉を迷走し 型録は反復して 下着の陳列で 変装の行列に 男女が失名する 多重の風景が 小説の姿となる- A5判/336頁/上製
- 978-4-86329-121-8
- 定価 2200円 (+税)
- 2015年9月発行
- 論者岬(ろんじみさき)小林松太郎作品集Ⅰ
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小林松太郎・著 小説『論者岬』。
二度と出てこられぬ所、論者岬。何処吹く風に吹かれて漂い生きる人々の人間模様。人は皮とそよ風と日の光。何処から来て何処へ行くのか、誰も知らない。- A5判/268頁/上製
- 978-4-86329-120-1
- 定価 2000円 (+税)
- 2015年9月発行
- イタリア都市の空間人類学
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都市は、モノとしての形態や構造、目に見える景観だけで捉えられるものではなく、人々の営み、地形や場所の意味、記憶、信仰や自然観などと深く関係している。それら「空間人類学」をキーワードに、イタリア都市空間に潜むメッセージを感じ取り、その根源に迫る。
イタリア都市史、建築史の第一人者による、イタリア都市論の集大成。世界屈指の都市空間を明快に読み解く。- A5判/448ページ/上製
- 978-4-86329-118-8
- 定価 3500円 (+税)
- 2015年9月発行
- 占領下の新聞
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国破れて新聞あり。温泉観光都市として知られる別府(大分県)は、戦時中は温泉療養基地として機能し戦火を受けなかったため戦後はGHQ(連合軍総司令部)の米軍基地が置かれた。本書では、占領下の別府で昭和21年3月16日から昭和24年10月15日までに発行され、GHQの検閲を受け、米国メリーランド大学プランゲ文庫に収蔵された52種類の新聞を紹介、当時のニッポンの世相を読み解く。宗教、引揚者情報、医療、住宅、映画、風俗など様々な世相を報じる紙面から当時の日本人が何を思い、何を求め、何を考えていたか、記憶を呼びもどす貴重な史料集。その活字の向こうに地方の名もなき人々の声が聞こえる。
- A5判/230ページ/並製
- 978-4-86329-124-9
- 定価 2100円 (+税)
- 2015年7月発行
- 汽車ポッポ判事の鉄道と戦争
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戦後70年。鉄道は平和でなければ走り続けられない――判事の眼がとらえた〈昭和〉の世相が甦る。戦前の平和な時代の鉄道、戦争と鉄道、戦後復興における鉄道の復活、高度経済成長と鉄道の発展……鉄道とともに生きた自らの体験をもとに、それぞれの時代の鉄道の姿、人々のようすを回想し、未来についても展望する。鉄道をとおして〈平和〉の意味を改めて問いかける。
- 四六判/216ページ/並製
- 978-4-86329-117-1
- 定価 1800円 (+税)
- 2015年05月発行
- 日本の鉱山を巡る《上巻》
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鉱山の歴史と先人たちの偉業ー日本各地の主要な鉱山27か所を20年以上かけて踏査。各鉱山の歴史とその見どころ、尽力した人々の人物史、生産の現場を支えた人々の努力の跡を現地調査と膨大な資料から丹念にまとめた労作。本書〈上巻〉では、27か所のうち11か所を紹介。
- A5判/264ページ/並製
- 978-4-86329-116-4
- 定価 2000円 (+税)
- 2015年4月発行
- 富貴寺悲愁【文庫判】
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富貴寺悲愁 表紙「この物語はすべてが善意に発しているがゆえに、悲愁は深い」(江後寛士氏)、「理非を越えた人間の情愛」(松原新一氏)と評された長編『富貴寺悲愁』は、初稿の発表以来三十余年、推敲に推敲を重ねた著者の代表作。周囲の理解を越える愛と死のかたちを描いた『時空』、癌を自らに告知した医師の心の揺れを異国での人との触れ合いに重ねて描く『近道』の近作中編をあわせた小説集。(文庫判)
- 文庫判/176頁/並製
- 978-4-86329-099-0
- 定価 500円 (+税)
- 2014年4月発行