既刊一覧 269件

ラフカディオ・ハーンの英語クラス

明治25〜26年、当時熊本五高生だった黒板勝美(くろいた・かつみ、1874〜1946、東京帝国大学教授、国史学界の大御所、『国史大系』編纂者)がラフカディオ・ハーンから受けた英語授業の自筆ノートが東京大学文学部英文科研究室の市河文庫から発掘された。現代の英語教育を先取りした、比較文化的な見方が随所に光る。過去2作の関連書とともにきわめて貴重な資料であり、文学者・教育者としてのハーンの実像がさらに鮮明になる。

  • 四六倍判(26㌢×19㌢)/176ページ/上製
  • 978-4-86329-106-5
  • 定価 3200円 (+税)
  • 2014年10月発行
橋川文三 日本浪曼派の精神

名著『日本浪曼派批判序説』(1960)が刊行されるまでの前半生――
丸山眞男、吉本隆明、竹内好らと交流を重ね、昭和精神史の研究で重要な著作を残した思想家・橋川文三(1922-1983)。その人間と思想の源流に迫る評伝。膨大な文献と「橋川ノート(日記)」や対談・座談から明らかになった新事実をもとに、日本浪曼派に魅惑された一高時代、丸山眞男を師表と仰いだ編集者時代等、若き日の軌跡をたどる。

  • 四六判/320ページ/並製
  • 978-4-86329-108-9
  • 定価 2300円 (+税)
  • 2014年11月発行
FUKUOKA U ブックレット 8
よみがえる夢野久作

【夢野久作・生誕125周年】天才芸術家は作品を通して未来を予測する――夢野久作こそまさにこの言葉を実践していた小説家であった。わたしたちが彼の作品から学ぶべきものは、実はたくさんある……夢野久作を読むという行為は、これからも、いやこれからこそ、真に開始されなければならない。

  • A5判/64ページ/並製
  • 978-4-86329-109-6
  • 定価 680円 (+税)
  • 2014年12月発行
靖国誕生

靖国神社は、創建にいたる歴史や誰がどのような経緯で初代宮司を務めたのか、といった史実にはほとんどふれられていない。本書では、この神社が「靖国」と呼ばれるに至った明治12年までの創建史を、長州藩の側からまとめた画期的な一冊。今回、初代宮司・青山清の子孫の協力により発掘された新資料をふまえて、「靖国神社のルーツ」をたどり、浮びあがってくる招魂社としての〈靖国〉の実像を描く。

  • A5判/224ページ/並製
  • ISBN 978-4-86329-111-9
  • 定価 2100円 (+税)
  • 2014年12月発行
生類供養と日本人

生きてゆくために動物たち(生類)の命をいただいてきた私たち人間にとって、その命を奪うことに対する罪悪感からどのように逃れてきたのか。その罪悪感を薄める〈装置〉として各地に供養塔がつくられた。その供養塔を丹念に踏査し、土地の風土や歴史、習俗と動物(生類)とのかかわりの深さから〈供養〉の意義を次々に読み解いてゆく。さらに西洋のいけにえとしての〈供犠〉と日本の慰霊としての〈供養〉とはどのように違うのかということにも言及した労作。

  • 四六判/240ページ/並製
  • 978-4-86329-112-6
  • 定価 2000円 (+税)
  • 2015年2月発行
日帰りで登る・九州の山

「山の達人」が選んだ《日帰りで登れる山》105山、73コースを紹介。
著者は登山歴60年の達人。日本各地の主要なほとんどの山々、ヒマラヤ、ヨーロッパアルプスなどを登り続けてきた。本書のポイントは、標高1000メートル前後で、歩行時間が2~8時間、体力・技術力・時間などを心配せずに登れ、初心者・中高年でも時間に余裕を持って登ることができる山・コースを案内。
山の全体像がつかみやすいように写真を充実させ(約370点)、コース案内文と地図も詳細にオールカラーで掲載。
九州の山岳ガイド本のロングセラーで、代表的な山岳を紹介した『決定版・九州の山歩き〈増補〉』を補完する一冊。

  • A5判/204ページ/並製
  • 978-4-86329-114-0
  • 定価 1900円 (+税)
  • 2015年4月発行
済州島と大阪

阪神淡路大震災後の、あるニュース番組がきっかけで知った、済州島にルーツを持つ大阪の「在日」の日常を活写。町の運動会、おやじバンドのコンサート、巫者の祈祷など、静かに生きる姿が胸を打つ写真帖。

  • A4判変形/120頁/並製
  • 978-4-86329-113-3
  • 定価 2000円 (+税)
  • 2015年3月発行
子ども・文化・ネットワーキング

1966年から全国に広がった子ども・文化運動=福岡子ども劇場。地域が一体となって子どもたちに本物の芸術にふれさせる活動が続けられて50年。草創期から現在までの活動をまとめた記録集。

  • A5判/130頁/並製
  • 978-4-86329-110-2
  • 定価 1300円 (+税)
  • 2015年1月発行
安達征一郎『小さな島の小さな物語』の世界

作家・安達征一郎を生んだ小さな島・喜界島。そこで育まれた魂が生んだ珠玉の短編集『小さな島の小さな物語』。そこに収録された10の物語について、その世界観の原風景を探求する新しい試み。

  • 四六判/190頁/並製
  • 978-4-86329-115-7
  • 定価 1700円 (+税)
  • 2015年3月発行
富貴寺悲愁【文庫判】

富貴寺悲愁 表紙「この物語はすべてが善意に発しているがゆえに、悲愁は深い」(江後寛士氏)、「理非を越えた人間の情愛」(松原新一氏)と評された長編『富貴寺悲愁』は、初稿の発表以来三十余年、推敲に推敲を重ねた著者の代表作。周囲の理解を越える愛と死のかたちを描いた『時空』、癌を自らに告知した医師の心の揺れを異国での人との触れ合いに重ねて描く『近道』の近作中編をあわせた小説集。(文庫判)

  • 文庫判/176頁/並製
  • 978-4-86329-099-0
  • 定価 500円 (+税)
  • 2014年4月発行
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