既刊一覧 138件

魚と人をめぐる文化史

◆有明海と筑後川から世界を見る比較〈魚〉文化論◆
農耕や川漁を通してみると魚には、農民の魚(「フナ」「ドジョウ」「ドンコ」など)と漁師の魚(「アユ」「エツ」「スズキ」など)がある。それがどうしてなのか、から始まり、川を通して、山へ海へと視点が広がり、魚からみた世界各地の食文化、漁の文化へと話がおよぶ。考古学や地理学の知識も駆使した、日本から西洋にかけての比較〈魚〉文化論。
スズキはアユを求めて川を遡上する。山クジラとは何か。ヤマノカミはどこにいるのか。イイダコは豊饒のシンボルそしてカッパさんよけ。など魚と川や海が好きな読者必読の話題が満載。

  • A5判 224頁
  • 978-4-86329-062-4 C0021
  • 定価 2100円 (+税)
  • 2011年8月発行
江戸の〈長崎〉ものしり帖

京都の医師が長崎遊学で見聞した風物を、当時としては画期的な挿絵入りで紹介した寛政十二年(一八〇〇)のロングセラー『長崎聞見録』を口語訳し、わかりやすい解説、さらに新解釈の挿絵を付してまとめた現代版の長崎聞見録。一八〇〇年刊行の『長崎聞見録』は全五巻からなる。その内容は、長崎の風俗からはじまって動物、植物、食料品、薬品、日用品、めずらしい道具、オランダ人・唐人の様子、長崎聖堂、お墓、漂流民の話、奇怪な海の生物にまで及び、それぞれの項目に挿画が付いている。

  • A5判 220頁
  • 978-4-86329-061-7 C0021
  • 定価 2100円 (+税)
  • 2011年8月発行
この世ランドの眺め

独特の語り口で「人間」を描き続ける作家・村田喜代子には、眼下に広がる世界はどう映っているのか。作家が見てきた景色とは……。意欲的に創作を続ける作家が、子どもの頃のこと、祖母のこと、本のこと、絵画のこと、旅のこと、自然のことなどを綴った珠玉のエッセイ集。「村田ワールド」のエッセンスがたっぷりつまった一冊。

  • 四六判 264頁
  • 978-4-86329-040-2 C0095
  • 定価 1800円 (+税)
  • 2011年6月発行
ラフカディオ・ハーンの英作文教育

2004年(平成16)6月、熊本県立図書館でラフカディオ・ハーンの松江時代(明治23〜24年)の教え子、大谷正信と田辺勝太郎の英作文ノートのガラス乾板約90枚が発見された。そこにはハーン直筆の添削跡とコメントが記されており、教育者としてのハーンを明らかにする一級資料として知られている。ジャーナリストであり、教育者でもあったハーンは日本に、そして日本の若者に何を感じたのか、何を伝えたかったのか。ハーン先生の生徒への思いがガラス乾板からよみがえる。本書ではハーン直筆の添削跡、生徒へのコメントが残るノートを収録、その内容を判読・復元し、日本語訳を付した。テーマは延べ50項目。資料の分析・解説付。

  • 四六倍判(26㌢×19㌢)220頁
  • ISBN 978-4-86329-057-0 C0021
  • 定価 3200円 (+税)
  • 2011年4月発行
〈歌文集〉浪々

著者はかつて「日本読書新聞」と「伝統と現代」を主宰した伝説の編集者。竹内好、谷川雁、吉本隆明、橋川文三、柳田國男など錚々たる知識人たちとの交流をもったあと、出版界を離れ労務者生活を送る。現在は京都在住で、本書は熊本の季刊誌「道標」や東京の同人誌「丁卯」に連載された歌と随筆をまとめたもの。変転する〈旅〉の物語とともに自然と人間の織りなす情景を、豊かにそしてのびやかに綴った歌文集。

  • A5判 150頁
  • ISBN 978-4-86329-053-2 C0095
  • 定価 1905円 (+税)
  • 2011年2月発行
三島由紀夫と橋川文三【新装版】

橋川を師と仰ぐ著者が、両者の著作・発言を精査・渉猟し、この戦後史の謎解明に挑んだ労作評論の新装版。戦後の三島の自死を誰よりも早く予感した橋川と、橋川を「真の知己」と呼んだ三島との共鳴。しかし「戦前」の自己を「罪」とする橋川、「戦後」の人生を「罪」と自ら処断した三島、二人の戦後のベクトルは逆方向へ向かう。なぜかー。話話題の書が新装版として復刊。

  • 四六判 290頁
  • 978-4-86329-058-7 C0095
  • 定価 2200円 (+税)
  • 2011年4月発行
笑顔をありがとう

うれしい時も、つらい時も、楽しい時も、悲しい時も、いつも笑顔をありがとう。今日も明日もみんなが笑顔で過せますように。明るい笑顔の天使たちに囲まれて過ごせる幸せに感謝の日々です。

  • 四六変判 96頁
  • ISBN 978-4-86329-054-9 C0792
  • 定価 1000円 (+税)
  • 2011年3月発行
霊園から見た近代日本

青山霊園、谷中霊園、泉岳寺、木母寺……墓地を散策し思索する。墓碑銘から浮かびあがる人脈と近代史の裏面。《玄洋社》をキーワードに読み解き、歴史背景の解釈に新たな視点を示した一冊。

  • 四六判 240頁
  • ISBN 978-4-86329-056-3 C0021
  • 定価 1900円 (+税)
  • 2011年3月発行
宮座の変容と持続

宮座とは、一定の家筋に属する者たちや氏子たちで構成される祭祀組織(神事組合)と位置づけられており、特に九州北部によくみられ、現在も持続して運営されている。本書は明治期以降から戦中戦後期の宮座の形態を各地に取材調査した労作である。村落共同体と密接に結びついて、地域の宗教行事のほか、政治経済、人間関係など、村社会を健全に保つ役割を果たしている宮座の存在とその意義を考えるうえで重要な内容となっている。

  • A5判 342頁
  • ISBN 978-4-86329-012-9 C0039
  • 定価 3000円 (+税)
  • 2010年10月発行
松田優作と七人の作家たち

あの人気テレビドラマ『探偵物語』の魅力の真相に迫る。個性豊かな脚本から生まれた名セリフの意味が、1979年〜80年という時代を読み解くことで見えてくる。全27話の中で、松田優作が語りかけようとしたものは何か―そのミステリを解き明かそうと試みた一冊。

  • 四六判 272頁
  • ISBN 978-4-86329-055-6 C0095
  • 定価 2200円 (+税)
  • 2011年2月発行
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