既刊一覧 263件

やおいかん熊本地震

2度の震度7の激震から3年――熊本の今は、私たちの明日かもしれない。

1995年1月の阪神淡路大震災、2011年3月の東日本大震災、2016年4月の熊本地震など数えきれないほどの地震がどこかで起こる。そして地震は、火災や洪水と違って予測することができない。突然襲ってくる。地震直後の被災の現状、余震のようす、復興への苦難の道のりについて、いわゆる震災の実状を時の経過とともにまとめた書籍は意外にも少ない。本書は、震災後3年が経とうとしている熊本を、障害者、農家、神社と村、仮設団地、病院、消防、熊本城、旅館など様々な立場にある人々の声を真摯に伝える渾身のレポート。

  • 四六判/240ページ/並製
  • 978-4-86329-186-7
  • 定価 1800円 (+税)
  • 2019年3月発行
寺内正毅と近代陸軍

戊辰戦争からシベリア出兵まで。寺内正毅(1852-1919)無能説を覆す本格評伝。
寺内正毅(1852~1919)は、フランス武官時代の経験を陸軍の近代化に生かし、日韓併合後は初代朝鮮総督として反日暴動を軍事力で鎮圧しながら朝鮮の政治を安定させ様々な近代化民主化を断行した。その業績はきわめて大きい。その後、首相時代にロシア革命が勃発し、主戦派の圧力によってシベリア出兵を実行する。その撤退時期を逸したことや同時期におこった米騒動の責任を追及され、前半生の実績が消し去られてしまうのである。本書は戦後つくられた寺内正毅無能説を、封印されてきた膨大な資料をもとに覆す本格評伝。

  • 四六判/320ページ/並製
  • 978-4-86329-185-0
  • 定価 2200円 (+税)
  • 2019年2月発行
ツバメのくらし写真百科

ツバメの生態観察録として好評(4刷)の『ツバメのくらし百科』のビジュアル版として編集。
四季折々のツバメの素顔をいろいろな角度、場所で撮影している。春の渡来から秋の渡去、さらに越冬するツバメにもカメラを向ける。

  • A5判/159ページ/並製
  • 978-4-86329-184-3
  • 定価 1900円 (+税)
  • 2019年1月発行
五高・東光会

彼らが守ろうとした精神、そして後世に伝えようとしたことは何か。
大正12年(1923)、熊本の旧制第五高等学校に「東光会」という学生団体が誕生した。「光は東方より」をもじったこの会の志は高く、当時、西欧からの思想・風潮がなだれ込んでいた渦中で、「日本精神を守れ」「アジアを西欧列強の植民地から解放せよ」という檄を飛ばし、帝大から満州へ雄飛した学生も多かった。大川周明、北一輝から薫陶を受け、戦後は、政、官、司法、教育、宗教各界の中心で活躍した。本書は、彼らの実態と人脈に迫り、特異な存在を明らかにした労作。巻末に185名の会員名簿も付した。

  • 四六判/216ページ/並製
  • 978-4-86329-183-6
  • 定価 2000円 (+税)
  • 2018年12月発行
預言の哀しみ

石牟礼道子の遺した預言とは何か。そして彼女はどこへ帰って行ったのか。
2018年2月10日、石牟礼道子氏が死去した。著者・渡辺京二氏は、故人の最もよき理解者として互いに支え合ってきた。本書には、故人の闘病の姿と絶えることのなかった執筆(表現)への意欲を著した「石牟礼道子闘病記」を収録。他に新作能「沖宮」の謎についての深く鋭い論考や「春の城」「椿の海の記」「十六夜橋」など各作品に込められた深い含意を伝える。石牟礼作品を読み解く貴重な一冊。

  • 四六判/188ページ/上製
  • 978-4-86329-182-9
  • 定価 1900円 (+税)
  • 2018年11月発行
踏み絵とガリバー

イギリス人作家のスウィフトはなぜ、『ガリバー旅行記』(1726刊)に、日本の踏み絵とオランダ人の話を登場させたのか。
あの夏目漱石も愛読し、誰もが知っている『ガリバー旅行記』に、踏み絵とオランダ人の話が出てくることはあまり知られていない。漱石もその〈第3篇〉は正当に評価していない。
全4篇からなる『ガリバー旅行記』の中で、特異な構成をもつこの〈第3篇〉に注目し、18世紀の江戸期(鎖国)日本とオランダの交易の実態、さらにイギリス・ポルトガル・スペイン各国間の外交覇権争いを多角的に描く異色の歴史書。

  • 四六判/220ページ/並製
  • 978-4-86329-181-2
  • 定価 1900円 (+税)
  • 2018年10月発行
明恵【下巻】

日本思想史上の巨星・明恵(1173~1232)。知られざるその全生涯を描く初の長編歴史小説。現代社会にも通じる明恵上人の生き方・思想を耽読できる重厚な全2巻。

【下巻】明恵が遺した生きる叡智=意識覚醒の方法はあるのか。何者でもなく生きることの尊さを唱え、人が人としてあるべき形とは何かを説き続け、学識を実践に移した高僧の生涯。その思想は、承久の乱後、北条泰時が、武士のあるべき姿、守るべき倫理、行動規範について定めた「御成敗式目」に強い影響を与え、後の徳川幕府による平和の礎となったとも言われている。

  • 四六判/520ページ/並製
  • 978-4-86329-179-9
  • 定価 2200円 (+税)
  • 2018年9月発行
明恵【上巻】

日本思想史上の巨星・明恵(1173~1232)。知られざるその全生涯を描く初の長編歴史小説。現代社会にも通じる明恵上人の生き方・思想を耽読できる重厚な全2巻。

【上巻】鎌倉初期、戦乱と飢餓、疫病が蔓延する中で、衆生救済とは何なのかを命を賭して考え続けた高僧・明恵。政情不安の解消や商業活動の活性化などではなく、人々の心の内にある意識の変革と覚醒に働きかけた彼の思想の核心に迫る。多くの人が人生の最後に高山寺・明恵上人に辿り着き、自分自身を知り人が人としてあるべき形とは何かに気づかされると言われている。

  • 四六判/492ページ/並製
  • 978-4-86329-178-2
  • 定価 2200円 (+税)
  • 2018年9月発行
戦地巡歴

小さな家族の歴史と記憶――日本のどこにでもある家族の戦争と戦後がここにある。
著者は、昭和13年に中国で戦死した祖父の日記に静かに耳を傾ける。名誉ある戦死をとげねば故郷の家族に迷惑がかかる、だから「戦争は家族のためですよ」と言った元日本兵や「軍隊は軍隊を守るために存在する」と言い放った元日本兵の言葉に衝撃をうける一方で、祖父が戦死した中国の現地へも取材を試みる。当時を知る中国人たちの肉声から耳をそらさず正面から受けとめる。平和を生き抜くための言葉を祖父の声=日記と中国現地の人々の暮らしの中に探す、心の旅の記録。

  • 四六判/288ページ/並製
  • 978-4-86329-176-8
  • 定価 2200円 (+税)
  • 2018年8月発行
FUKUOKA U ブックレット 15
平成の黙示録「ヘヴンズストーリー」をよむ

怪物はどこにいる? 鬼才・瀬々敬久監督の問題作「ヘヴンズストーリー」に宗教人類学者が迫る。
【「はじめに」より】1989年に年号が「昭和」から「平成」に変わり、それから10年間に日本全体を震え上がらせる大きな災害や事件が発生しました。……「平成の闇」とも呼ばれるこの10年あまりの期間は、日本の戦後を区画するうえでひとつの指標とされる時代ともなりました。その時代の変化を敏感に感じてきた映画人たちが、自主製作した映画が『ヘヴンズストーリー』(2010年)でした。……この作品がもつ人間、社会、自然・宇宙に対する深いまなざしや思いについて、監督・瀬々敬久氏と宗教人類学者・関一敏氏とに語り合ってもらうことにより、この作品のもつ黙示録的な世界に未来に向かう新たな視点から光を当ててみようと試みたのでした。

  • A5判/64ページ/並製
  • 978-4-86329-175-1
  • 定価 680円 (+税)
  • 2018年7月発行
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