歴史・伝記  107件

放浪・廻遊民と日本の近代

漂泊民(放浪・廻遊民)はなぜ消滅してしまったのか。
かつて国家権力に管理されず、保護もうけず、自身の生き方死に方を自らの責任で決めながら〈定住地〉というものを持たない人々がいた。サンカ、家船の民、ハンセン病者、乞食という漂泊民たちである。彼らはどのような事情から漂泊民(放浪・廻遊民)となったのか、また消滅させられたのか。さらに、定住すること=国家に管理されることは本当に当たり前のことなのか。本書で著者が投げかける問題はすべての現代人に再考を迫っている。なお、本書では職人集団としての廻遊民とやむを得ず移動する放浪民とを区別している。

  • 四六判/310頁/並製
  • 978-4-86329-143-0
  • 定価 2200円 (+税)
  • 2016年12月発行
忘却の引揚げ史

戦後日本の再生は、ここから始まる。
いわゆる戦争問題は、本土大空襲、原爆、沖縄戦を中心に語られることが多い。さらに、戦後史の重要問題として、「敗戦後の引揚げ」があるが、この問題はほとんど研究対象にならず忘却されてきた。
本書は、戦後最大の戦争犠牲者=引揚げ者の苦難のうち、大陸でソ連軍等から性暴行を受けた日本の女性たちを救護(中絶処置、性病治療)し、戦後を再出発させた人々に光をあてた労作。さらに、その中心人物で、〈災害人類学〉の先駆者・泉靖一を再評価する。

  • 四六判/340頁/並製
  • 978-4-86329-155-3
  • 定価 2200円 (+税)
  • 2017年7月発行
豊後街道を行く

熊本城から大分・鶴崎まで、阿蘇・九重の雄大な風景を望みながら九州を横断する全長31里(=124キロ)の往還。加藤清正によって開かれ肥後藩主の参勤交代路としても栄え、幕末には吉田松陰、勝海舟、坂本竜馬らも長崎へ向かう道として駆け抜けた。「街道の達人」の著者が全ルートを踏破、杉並木、里程木、石畳や石橋、山頭火ゆかりの温泉など味わいのある歴史の道をわかりやすく案内。写真100点と地図付き。

  • A5判・並製・144頁
  • ISBN4-902116-61-8 C00212
  • 定価 1700円 (+税)
  • 2006年9月発行
踏み絵とガリバー

イギリス人作家のスウィフトはなぜ、『ガリバー旅行記』(1726刊)に、日本の踏み絵とオランダ人の話を登場させたのか。
あの夏目漱石も愛読し、誰もが知っている『ガリバー旅行記』に、踏み絵とオランダ人の話が出てくることはあまり知られていない。漱石もその〈第3篇〉は正当に評価していない。
全4篇からなる『ガリバー旅行記』の中で、特異な構成をもつこの〈第3篇〉に注目し、18世紀の江戸期(鎖国)日本とオランダの交易の実態、さらにイギリス・ポルトガル・スペイン各国間の外交覇権争いを多角的に描く異色の歴史書。

  • 四六判/220ページ/並製
  • 978-4-86329-181-2
  • 定価 1900円 (+税)
  • 2018年10月発行
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二人の筑紫人と白村江の戦

六六三年朝鮮半島白村江への大軍派兵は可能だったろうか。二人の筑紫人が唐から持ち帰った情報と十四首の歌が、朝倉宮、水城堤、山城、太宰府の謎に迫る。

  • A5判 184頁
  • ISBN 978-4-86329-046-4 C0021
  • 定価 1800円 (+税)
  • 2010年9月発行
広田弘毅の笑顔とともに

昭和という時代と、外交官広田弘毅の姿を語ることで、今を生きる私たちに、戦争と平和の意味を静かに問いかける。

  • 四六判 192頁
  • ISBN 978-4-86329-051-8 C0095
  • 定価 1700円 (+税)
  • 2010年12月発行
漂泊の詩人 岡田徳次郎

漂泊の詩人 岡田徳次郎遠藤周作と芥川賞を争った詩人は、傷心と落魄のうちに姿を消した。その足跡と仕事を丹念に辿った評伝。同賞候補作品『銀杏物語』、新たに発掘された詩作品を併せて収載。24年前に刊行した作品に、その後の取材による新事実を加えて大幅改稿。(2004年5月発行)

  • 四六判・上製本・364頁
  • ISBN4-902116-17-0 C0093
  • 定価 2200円 (+税)
  • 2004年5月発行
評伝 天草五十人衆

日本史上、「島原天草一揆」の舞台としてあまりにも有名な島・天草。キリシタン文化の拠点としてさまざまな人々が往来した。「一揆」後、江戸幕府の天領となったが、ここが、〈島〉であり〈天領〉であったため、独特の歴史を刻み、多くの異能の人々を生み出した。世界遺産の三角西港を設計した小山秀、天草五橋をかけた森慈秀、水俣病公害認定と日中友好条約にかかわった園田直、大関栃光、現代思想の巨人吉本隆明など〈天草スピリッツ〉を体現した50人の足跡をたどり、この島がもつ歴史の多面性に迫る画期的な一冊。

  • A5判 /320頁/上製
  • 978-4-86329-138-6
  • 定価 2400円 (+税)
  • 2016年8月発行
肥後細川藩幕末秘聞【新装改訂版】

小さな村に伝わる驚愕すべき謎。阿蘇・小国地方の小村はなぜ消されたのか。黒船来航が招いた藩内抗争が原因か、かくれキリシタンの虐殺だったのか。伝承の真実に迫る出色のノンフィクションの新装改訂版。

  • 文庫判/508頁/並製
  • 978-4-86329-152-2
  • 定価 900円 (+税)
  • 2017年5月発行
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肥後細川藩幕末秘聞

「肥後細川藩幕末秘聞」表紙ペリー来航に揺れる幕末の肥後、阿蘇山麓の村が忽然と消えた。隠れキリシタン虐殺? 歴史から抹殺された村の謎を追う迫真のノンフィクション。地元・熊本県で劇化・上演された。(2003年10月発行)

  • 四六判・上製本・344頁
  • ISBN4-902116-12-X C0093
  • 定価 2000円 (+税)
  • 2003年10月発行
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