社会  47件

集団就職

彼ら彼女たちの存在がなければ、戦後復興はなかった――昭和30年前後から昭和50年代前半にかけて、〈集団就職〉という社会現象が存在した。中学卒の少年少女たちがまさに出征兵士のごとく、東北から関東方面へ、九州・四国・沖縄から京阪神・中京方面へ、企業側の求人に応じて就職していった。彼ら彼女らの存在がなければ戦後復興も経済成長もなかった。本書では、〈集団就職〉の実態を、主に西日本域出身者たちへの聞き書きにより明らかにし、現代史の中で正当に評価しようと試みた。さらに、働くことの本質を集団就職体験者たちの言葉から問い直した力作。

  • 四六判/264頁/並製
  • 978-4-86329-151-5
  • 定価 2000円 (+税)
  • 2017年4月発行
熊本地震2016の記憶

人間は捨てたものではない、いま私は強くそう感じている。未来の人間のあらまほしき姿が、惨事の中から立ち現われた。3.11のときもそうだったのだろう。これから必然となる復興の過程で、この姿が歪んだり、消え失せたりするかどうかは、私たち自身にかかっている【渡辺京二】
前震と本震=2度の震度7。さらに4000回を超える余震。さまざまな衝撃と被害を整理し、再びおこりうる危機に備えて、この体験と想いを忘れぬよう書き残しておかねばならない。本書は、その願いを込めて編集された。復興への希望は、記録と記憶のなかにある。

  • A5判/168頁/並製
  • 978-4-86329-149-2
  • 定価 1800円 (+税)
  • 2017年3月発行
FUKUOKA U ブックレット 12
変容するアジアの、いま

急速な経済成長、急速な高齢化、広がる格差問題…いまアジア諸国で何が起きているのか。「生産するアジア」「消費するアジア」という経済的側面と、「老いてゆくアジア」「疲弊するアジア」という社会的側面の4つの視点でみる、アジア諸国が直面する課題と未来。「若くて元気なアジア」はもう過去の幻想なのかもしれないーー。

  • A5判 /88頁/並製
  • 978-4-86329-140-9
  • 定価 800円 (+税)
  • 2016年9月発行
昭和の子

昭和を戦前から生きた人と戦後から生きた人とでは、〈昭和〉という時代に対する認識のしかたがかなり違うのではないか。昭和12年生まれの著者は、「わたしにとっての戦後民主主義とは、帰するところ憲法九条につきる」という。民主主義、六〇年安保、水俣病事件、長崎大水害、中国残留孤児、普賢岳噴火、地方出版など、報道記者としての視点も混じえて、昭和という時代の節目をどのようにとらえてきたのか。本書は、戦争と戦争直後の精神的空気を直接に経験していない世代にこそ読んでもらいたい一冊である。

  • 四六判/308頁/並製
  • 978-4-86329-134-8
  • 定価 2000円 (+税)
  • 2016年6月発行
子ども・福祉・ネットワーキング

「子ども・家庭福祉」の半世紀と展望。
虐待・貧困・教育格差など、困難をかかえた子どもが増加する今、福岡での子ども相談・支援の実践をふりかえり、行政と市民の「共働」、ネットワークと総合的システムづくりへの課題を提起。

  • A5判/184頁/並製
  • 978-4-86329-123-2
  • 定価 1600円 (+税)
  • 2016年1月発行
子ども・文化・ネットワーキング

1966年から全国に広がった子ども・文化運動=福岡子ども劇場。地域が一体となって子どもたちに本物の芸術にふれさせる活動が続けられて50年。草創期から現在までの活動をまとめた記録集。

  • A5判/130頁/並製
  • 978-4-86329-110-2
  • 定価 1300円 (+税)
  • 2015年1月発行
福島・三池・水俣から「専門家」の責任を問う

「また繰り返されている(医師・原田正純)」福島原発事故後、「専門家」は責任を果たしているのか。「三池」や「水俣」での教訓は「福島」で生かされているのか。原発の安全神話を担った技術者や事故後の医師の対応はどうなのか。本書は、三池・水俣の教訓から福島原発事故後、専門家(医師、技術者、研究者、法律家、労働運動家、ジャーナリスト等)が果たすべき責任とは何かを正面から問い直し、〈科学的〉なるものの虚構をあばく。

  • A5判/150ページ/並製
  • 978-4-86329-103-4
  • 定価 1600円 (+税)
  • 2014年07月発行
昭和の貌

「あの頃」の記憶を記録した335点の写真は語る。戦後復興期から高度経済成長期の中で、確かにあったあの顔、あの風景、あの心。昭和20年代〜30年代を活写した写真群の中に平成が失った〈何か〉がある。

  • A5判・280ページ・並製
  • 978-4-86329-093-8
  • 定価 2200円 (+税)
  • 2013年09月発行
FUKUOKA U ブックレット 4
〈未来〉との連帯は可能である。
 しかし、どのような意味で?

現代社会を、そこに生きるわれわれを、するどく分析。大澤社会学、渾身のライブ。3.11後の現代社会をどう生きるかについて、思想や哲学、歴史、文学はたまたサブカルチャーなどさまざまなフィルタを用いて読み解き、分析。「若者」が本当にいいたいこと、やりたいことは何か、「オタク」の活動の先に見えるものとは、など鋭くそして深く切り込んでいく。現代で活動していることは、その意味はいまわからなくても、この先の何かに必ずつながっている、その時、本当の意味が分かる。

  • A5判・並製本・72頁
  • 978-4-86329-092-1
  • 定価 700円 (+税)
  • 2013年8月発行
FUKUOKA U ブックレット 1
現代社会はどこに向かうか

虚構の時代の果て、希望は見えたか―
戦後の「理想の時代」、高度成長期の「夢の時代」、その後の「虚構の時代」……、そして今、「人類はひとつの生物種が一度だけ体験する、大きな曲がり角にいる」。現代社会はどこに向かうのか。未来に希望はあるのか。世代を超えた思想家、社会学者たちに絶大なる影響を与えてきた社会学の第一人者による待望の講演録。見田社会学のエッセンス、この一冊に。

  • A5判・並製本・64頁
  • 978-4-86329-076-1
  • 定価 650円 (+税)
  • 2012年7月下旬発行
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