弦書房週報 第1号 (2009.11.20)

11月から12月にかけては、なにかとイベントがあります。各イベントとそれに関連した小社の本をお知らせします(表示定価は全て税込)。

◆~11月23日、「堀越千秋版画展」開催中◆
於:大阪府箕面市ギャラリー・アカンサス。会場にて『赤土色のスペイン』(2520円)販売しています。

◆~12月6日、「コレクション展 高島野十郎 至福のであい」開催中◆
於:福岡市中央区 福岡県立美術館。→『野十郎の炎』(1890円)

◆~12月27日、『“文化”資源としての炭鉱』展開催中◆
於:東京都・目黒区美術館。「画期的にして壮大な展覧会」(今野勉氏)。→『地底の声 三池炭鉱写真誌』(2625円)『筑豊の近代化遺産』(2310円)『眼の人 野見山暁治が語る』(2100円)『絵かきが語る近代美術 高橋由一からフジタまで』(2520円)

※『絵かきが語る近代美術』著者の菊畑茂久馬さんは同展企画委員、炭鉱そだちの野見山暁治さんの作品は同展に出品されています。

◆11月28日~12月11日、炭鉱を舞台にした記録映画などの上映会◆
於:東京・中野 ポレポレ東中野。目黒区美術館の『文化資源としての「炭鉱」』展との共催企画です。会場にて『地底の声 三池炭鉱写真誌』(2625円)販売しています。

◆11月28日、12月19日、2010年2月20日、3月27日、「佐木隆三が語るノンフィクション-検証・始まった裁判員制度」開催◆
於:北九州市・北九州市立文学館(主催・よみうりFBS文化センター)→『法廷に吹く風』(1890円)『復讐するは我にあり』(2520円)

◆~11月29日、「チッソ水俣工場労働組合の記録」展◆
於:大阪市浪速区 大阪人権博物館。シンポジウムも開催(講師:原田正純・山下善寛)→『宝子たち-胎児性水俣病に学んだ50年』(2100円)

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『山と水の画家 吉田博』(2205円)が「サライ」12月号、「岳人」11月号、「山と渓谷」12月号、「月刊美術」11月号、「西日本新聞」などで紹介されて好調です。山と木版画と読書ずきな方におすすめです。

◆「九州・山口の近代化遺産群」が世界遺産の暫定リストに確定しました。→『九州遺産 近現代遺産編101』(2100円)は6刷を重ねています。新刊『北九州・筑豊の近代化遺産100選』(1500円)は新書判で持ち歩きにも便利。近代化遺産巡りの旅のお供に。
※近代化遺産シリーズを他にも発行しています。新刊のページをご覧ください。

◆渡辺京二『江戸という幻景』(2520円)5刷ができます。平凡社の『逝きし世の面影』と併せて読むと、近代以前の日本のありようについての理解がいっそう深まります。

◆今年の日本エッセイストクラブ賞を受賞した平川祐弘(“すけ”は示に右)の新刊『書物の声 歴史の声』(予価2520円)が12月中旬に刊行です。比較文学比較文化研究の第一人者による読書とそれをめぐる様々なエピソード。著者初の随想集です。

◆太宰府天満宮境内の「定遠館」をぜひ訪ねてみてください。日清戦争の旗艦「定遠」の部材を使って建てられています。ひっそりと建つひとつの戦争遺産です。→『太宰府天満宮の定遠館』(1890円)