弦書房週報 第14号(2010.2.24)

唐津街道の情報発信拠点が福岡市西区姪の浜にできました。「唐津街道姪浜まちづくり協議会」が事務所をマイヅル味噌の店鋪(国有形文化財)内に設けたとのこと。4月からは会員が常駐の予定だそうです。
これから春にむけて、唐津街道を歩いてみては。
唐津街道を行く』(1785円)太閤道伝説を歩く』(2520円)

渡辺京二氏の新刊『黒船前夜-ロシア・アイヌ・日本の三国志』(3045円)が洋泉社から刊行されました。名著『逝きし世の面影』(平凡社、1995円)、小社刊『江戸という幻景』(2520円)『渡辺京二対談集 近代をどう超えるか』(1890円)『アーリイモダンの夢』(2520円)とあわせて読むと、近代史の見方が変わります。

朝日新聞2月21日(日)付のオピニオン欄で、宝子たち《胎児性水俣病に学んだ50年》』(2100円)の著者、原田正純氏のインタビュー「水俣病は終わるのか」が掲載されています。
→『なぜ水俣病は解決できないのか』(2205円)『水俣を見た7人の写真家たち』(2500円)

水俣フォーラム・明治大学展のプレイベントとして、3月13日(土)に「水俣病の教訓を次世代に伝えるセミナー」が開催されます。
日時 : 2010年3月13日(土) 13時~17時
会場 :オリベホール http://www.oribehall.com/access.html
(地下鉄「六本木」駅下車 六本木側3番出口 直結)
※事前申込みが必要です。詳しくは 財団法人水と緑の惑星保全機構(TEL03-3433-4454
FAX03-3433-4510)にお問合せ、または同財団HPの同セミナーの案内ページをご覧ください。 

書物の声 歴史の声』(2415円)が売れ行き好調です。東京新聞・中日新聞2月21日(日)「この本この人」欄で紹介されています。国際派の学識と視点の平衡感覚で、歯に衣着せぬ刺激的なことばが痛快です。独特の読書案内としても役立つ一冊。

『消えた警官 ドキュメント菅生事件』(坂上遼・著、1785円)が講談社から出ました。この菅生事件については、作家の牛島春子氏も1952年当時かなり取材していて、その経緯が満洲・重い鎖《牛島春子の昭和史》』(2205円)にも収録されています。

2月27日(土)長崎県生月島で「世界の中の日本の捕鯨文化」のテーマでシンポジウムが開催されます。『鯨取り絵物語』(3150円)の著者、中園成生氏と安永浩氏のお二人もパネリストとして参加します。
日時:2月27日(土) 13時~15時
場所:生月町中央公民館
問い合わせ:生月ボランティアガイド協会 電話0950-53-3000

(表示定価は全て税込)