南へと、あくがれる
名作とゆく山河

四六判 240頁
ISBN 978-4-86329-049-5 C0095
定価 1800円 (+税)
2010年11月発行
紹介

ふるさとの風に吹かれるように、独特な空気を感じながら旅をする。古今の作家たちが名作の中にしのばせた、日本のやさしさ、美しさ、激しさ、そして人情にふれる旅で、ゆっくり過ごす至福の時間がここにある。漱石、白秋、山頭火、哀浪、牧水……ゆったりしたリズムにのって北国育ちの著者が南国・九州の地へあくがれて行く。

著者

乳井 昌史

にゅうい・まさし
にゅうい・まさし

1944年青森県生まれ。エッセイスト。読売新聞東京本社論説委員、文化部長などを経て現在、早稲田大学大院客員教授。著書に『スローで行こう』(NHK出版)、『美味礼読』(清水弘文堂書房)など。