弦書房週報 第39号

▶孤高の画家、高島野十郎。近年ようやく注目されるようになった野十郎が福岡・久留米に里帰りします。7月1日から久留米市の石橋美術館にて「高島野十郎展」が九州新幹線・久留米駅開業記念として開催されます。蠟燭の炎、静物画、風景、月光、残光……、眼に見えるもの全てをキャンバスに描こうとしているかのような気迫を感じます。今回初めて展示される作品もあるようです。野十郎の画、人生観はそれに触れた人々のこころに問いかけてきます。ぜひこの夏、野十郎に向き合ってみてはいかがでしょうか。
『野十郎の炎』(多田茂治、定価 1890円)

「高島野十郎 里帰り展」(7月1日〜8月21日)、石橋美術館(福岡県久留米市、0942ー39ー1131)

(表示定価は税込)