弦書房週報 第47号

▶5月12日(土)に丸山豊記念現代詩賞の授賞式が予定されています。詩人として医師として、そして一般の人々には教育者として、丸山豊を慕う人は今も多いようです。今月発売の『丸山豊の声―輝く泥土の国から』を刊行します。表紙写真は、池上康稔さんの「有明海」です。
▷▷『有明海の記憶』(池上康稔、定価 2100円)

▶4月8日の横光克彦環境副大臣の発言「水俣病の掘り起こしは8月以降は慎んでもらいたい」が水俣病患者会の反発をうけています。いつまでたっても水俣病問題が解決できない理由がこの発言に象徴されています。
▷▷『なぜ水俣病は解決できないのか』(東島大、定価 2205円)、『宝子たち―胎児性水俣病に学んだ50年』(原田正純、定価 2100円)

▶夢野久作と父・杉山茂丸さらに息子・杉山龍丸―3代にわたる個性あふれる杉山家の物語を4代目の杉山満丸さんが語ります。5月3日(木)、杉山茂丸と夢野久作。6月7日(木)、杉山龍丸。いずれも19時30分から福岡市博多区大博町の博多百年町家(Tel 092−281−4008)で。
▷▷『夢野久作読本』(多田茂治、定価 2310円)、『玉葱の画家《青柳喜兵衛と文士たち》』(多田茂治、定価 2100円)、『夢を吐く絵師 竹中英太郎』(鈴木義昭、定価 2310円)

▶今年は加藤清正生誕450年。熊本・島田美術館(Tel 096−352−4597)で〈武の源流〉展(〜7月2日(月)まで)。同時代を生きた清正、細川忠興、宮本武蔵らの実像が武具や書状などからよみがえります。
▷▷『幻炎』(島田真祐、定価 2100円)、『豊後街道を行く』(松尾卓次、定価 1785円)、『新トピックスで読む熊本の歴史』(定価 2520円)、『熊本城のかたち《石垣から天守閣まで》』(熊本日日新聞写真部、定価 2100円)

▶福島市のフォーラム福島(Tel 024−533−1717)で、4月14日(土)13:00から『フクシマ2011〜被曝に晒された人びとの記録』が上映されます。ゲストトークとして、詩人の若松丈太郎さんがお話されます。詩集『北緯37度25分の風とカナリア』(定価 2100円)が2011年3月11日の原発事故を予言した書として話題になりました。本書も会場にて紹介されます。

▶去る3月30日に、三池炭鉱閉山15周年を記念して『三池 終わらない炭鉱の物語』が上映されました(大牟田文化会館で)。現在、万田坑と宮原坑の竪坑櫓、三池港の諸施設が近代化遺産として保存されています。
▷▷『筑後の近代化遺産』(定価 2100円)、『地底の声《三池炭鉱写真誌》』(定価 2625円)、『三池炭鉱遺産―万田坑と宮原坑』(定価 1995円)

▶4月9日(月)と16日(月)、午後8時からNHK総合「鶴瓶の家族に乾杯」で、熊本・人吉の街が放送されます。球磨焼酎の蔵元、人吉温泉、肥薩線とSL人吉、など人吉盆地独特の風物と人が登場する予定。
▷▷『球磨焼酎《本格焼酎の源流から》』(定価 1995円)、『肥薩線の近代化遺産』(定価 2205円)、『九州遺産』(定価 2100円)

(表示定価は税込)