FUKUOKA U ブックレット 12
変容するアジアの、いま
新しいアジア経済社会論

A5判 /88頁/並製
978-4-86329-140-9
定価 800円 (+税)
2016年9月発行
紹介

急速な経済成長、急速な高齢化、広がる格差問題…いまアジア諸国で何が起きているのか。「生産するアジア」「消費するアジア」という経済的側面と、「老いてゆくアジア」「疲弊するアジア」という社会的側面の4つの視点でみる、アジア諸国が直面する課題と未来。「若くて元気なアジア」はもう過去の幻想なのかもしれないーー。

目次

I 新興アジア経済論の視座設定
Ⅱ 生産するアジア
Ⅲ 消費するアジア
Ⅳ 老いてゆくアジア
Ⅴ 疲弊するアジア
Ⅵ 新興アジア諸国の課題、日本の課題

著者

末廣 昭

すえひろ・あきら

1951年鳥取県生まれ。学習院大学国際社会科学部教授(講演時(2015年)は東京大学社会科学研究所教授)。専門はアジア経済社会論、タイ国地域研究。主な著書に『キャッチアップ型工業化論―アジア経済の軌跡と展望』(名古屋大学出版会、アジア太平洋賞大賞受賞)『タイ―開発と民主主義』『タイ―中進国の模索』『新興アジア経済論―キャッチアップを超えて』(以上岩波書店)他。