放浪・廻遊民と日本の近代

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四六判/310頁/並製
978-4-86329-143-0
定価 2200円 (+税)
2016年12月発行
 

漂泊民(放浪・廻遊民)はなぜ消滅してしまったのか。
かつて国家権力に管理されず、保護もうけず、自身の生き方死に方を自らの責任で決めながら〈定住地〉というものを持たない人々がいた。サンカ、家船の民、ハンセン病者、乞食という漂泊民たちである。彼らはどのような事情から漂泊民(放浪・廻遊民)となったのか、また消滅させられたのか。さらに、定住すること=国家に管理されることは本当に当たり前のことなのか。本書で著者が投げかける問題はすべての現代人に再考を迫っている。なお、本書では職人集団としての廻遊民とやむを得ず移動する放浪民とを区別している。

長野 浩典

ながの ひろのり

1960(昭和35)年、熊本県南阿蘇村生まれ。熊本大(日本近現代史専攻)卒。現在高等学校教諭。著書に、『街道の日本史《国東・日田と豊前道》』『ある村の幕末・明治《「長野内匠日記」でたどる75年》』『生類供養と日本人』など。

第1章 「サンカ」―九州山地の廻遊民
「サンカ」とはなにか/九州の「サンカ」/日本近代社会と「サンカ」

第2章 家船と「シャア」―海と陸を廻遊する人びと 
「シャア」と津留の家船集落/家船のくらし/津留の習俗と生業/日本近代社会と家船

第3章 浮浪らい―放浪するハンセン病者
四国を放浪するらい者/近代の「浮浪らい」/ある放浪するらい者

第4章 ふたりの〈紀州〉―放浪する乞食たち
佐伯町の〈紀州乞食〉/清水精一ともうひとりの〈乞食紀州〉/乞食と近代日本

第5章 別府と的ケ浜事件――都市型下層社会の形成とその隠蔽

終 章 非定住から近代国家を問う
こんなのもアリマス

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