連載コラム: 『産業遺産巡礼』 2017.12.18

file39 天保山

市原猛志
 
【1831年成立/大阪市港区/土盛り・鉄筋コンクリート造(明治天皇観艦之所碑)】
 
 大阪市港区一帯は、フェリーターミナルと地下鉄が直結し、日本最大級の水族館である海遊館も立地するなど、多くの観光客でにぎわうところとなったが、もともとは江戸時代に成立した埋立地で構成されている。河川改修によってまたは港湾整備のために出来た埋立地はどんどん広がっていき、周辺は古い下町のたたずまいを見せている。
 それら埋立地の中でも1831年に行われた安治川の大改修工事によって発生した浚渫土を積みあげ、港の目印とした築山が天保山である。この山は幕末期には、外国艦船への防御のために大幅に削られ、長く日本で一番低い山と称されていたことは周知のとおりである。現在台場としての痕跡を見ることは困難になっているが、日本初の観艦式を行ったことを記念する石碑が1929年に山の頂上部に建てられ、その歴史的な重要性を示している。
今回、ここを訪れたのは、写真展あとの花見をするためであった。2017年の春は、気温の低い日が長く続いたため、4月に入ってもなお花見を行うことが出来た。
 
 
 
39-1-「明治天皇観艦之所」碑

▲「明治天皇観艦之所」碑

 
 
39-2-当日は雨模様。(そのためfile37〜38は過去写真で紹介)

▲当日は雨模様。

 
 
 

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