長編詩 血ん穴<新装版>
30年ぶりの詩集、待望の新装版で登場
柳川ん、土と水と潟にまみれさせてみる、そん時、白秋がどげんか顔ばするか?(「いっちゃんぐちに」より)
第17回丸山豊記念現代詩賞受賞の『血のたらちね』(書肆山田/刊)に先がけたこの長編詩は、故郷の柳川に題材をとった作品。少部数刊行のため入手できなくなっていた詩集に、稲川方人・山本源太両氏による解説を付し、新装版として刊行。
古賀 忠昭
こが・ただあき
こが・ただあき
久留米市の故丸山豊氏に師事して詩を書き始め、70年代には詩集を相次いで刊行、「現代詩手帖」などに詩や評論を発表。その旺盛な創作活動が注目された。詩作をめぐるある事情のため筆を折り、以後詩作から遠ざかっていたが、『土の天皇』(1974年)以来30年ぶりとなる『血ん穴』(本書旧版)を小社より刊行した。
第17回丸山豊記念現代詩賞受賞
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