ひさしぶりの快晴。やっと畑に出られた。
まずはタマネギの土寄せと追肥。「これじゃ少ない!」とカミさんに一喝され、今年は200本も植えてしまった。
霜対策に黒いビニール・マルチは使いたくない。一度使ってみたが、ちぎれたビニールの後始末が大変だった。絶対に分解してくれないから。
で、思案のすえ「これ、これ」と古い畳表を切り裂いて敷いてみた。われながらアイディアはよかったのだが……。
いまの畳の織糸は化学合成繊維。これが強い、強い。引っ張ろうが、蹴飛ばそうが、頑として切れない。この糸も分解しないから後が厄介だ。まあ、霜害は最小限に押さえられたから、いっか。
ついでジャガイモの植付け。これもカミさんの命令で多収めざしてキタアカリと出島、つごう二種の種芋計110個を植えた。そこまではよかったが……。
さて、春野菜の播種準備にかかって弱った。わが畑見渡せば、ありゃ、ジャガとタマに畑を占領されて場所がない! 参ったなあ。無計画、出たとこ勝負は昔からわが得意とするところ。
やむなく畑のすみっこや広がりすぎた通路の端っこを開墾して耕す。土を掘っくり返すと、地中温度の上昇につれ虫たちが蠢きはじめたのがよくわかる。ミミズの動きも活発になった。
去年、泣かされた夜盗虫を幼虫のうちにやっつけようと思うのだが、どの虫もみんな同じ形にみえてよくわからない。
翌日は朝から雨。なんだかあったか過ぎると思ったら、これだ。また畑に出られない。雨にぬれたサンシュユの蕾がふくらんできた。
蕾のふくらんできたサンシュユ