その33 冬至芽と花木の剪定

 雪が舞う。冬至を過ぎたら上空に寒波。外に出れば、手がかじかむ。
 でもやらなきゃならん仕事は待ってはくれぬ。
 庭と畑に小菊を植えているが、庭の白が枯れ始めた。3年ばかり放置していたら、株元から葉枯れが進んでいる。どうやらハガレセンチュウにやられたらしい。
 ものの本によれば、掘り起こして冬至株とやらを植え替えねばならぬらしい。地中で伸びている芽を取り出して植えなおさねばならぬという。
 なるほど! 冬至株というからには今の時期だろう。面倒だが、みんな掘り起こしてまだ葉をつけてない冬至芽を切り分け、植木鉢に植え替える。こいつを育てて、もう一回畑に植え戻し、来秋にそなえるわけだ。
 白は枯れたが、赤紫はまだ咲き誇っている。こいつは来年の仕事。

▲この菊の冬至芽は来年の仕事

 冬場は花木や庭木の剪定のシーズン。これがなかなか厄介。数えてみたら、30種以上の花木がある。
 このうち、冬期に剪定が必要なのがキンモクセイ、桜、百日紅、ユキヤナギ、コデマリ、ボケ、アジサイ、ロウバイ、藤、ヤマモモ、コブシ、グミ、紫式部……。
 月桂樹、イヌマキなど済ましたものもあるが、大半は手つかずだ。ところがテキストによってその剪定時期がマチマチ。困るなあ。まあ、そこんところはアバウトでいいってことなんだろう。
 手始めに二本のクロマツからとりかかる。ここ3年ばかり放置したままだから伸び放題に伸びて、ほとんど暴れ松になっている。
 脚立の天辺にあがって、上からバッサバッサと透かしてやる。上からみるとよくわかるが、枯葉がつもり、下の葉が悲鳴をあげている。
 古い葉をしごいて「もみあげ」をする。こうやると害虫が越冬できず、防除にもなるらしい。
 でもちょっとやり過ぎたかな? なにしろいい加減だから虎刈りの松はスカスカになって風通しがよすぎ、なんだか寒そうだ。
 あとは年内はギブアップ。来年の仕事にする。
 みなさんよいお年を―。

▲刈りすぎ? 松が風邪を引きそうだ