その37 鳥にやられた! 野菜たち

 やっと雪が溶けて、畑の黒い土が見えてきた。
 でも毎晩気温は氷点下のあたりをウロウロしているから、安心はできない。
 予報もしばらくは寒い日が続くと警告している。

 鳥たちがつついていたブロッコリーをみると、見事に葉っぱから実まで食われてしまっていた。実よりも、なんと葉っぱのほうが無残。
 こっちのほうがおいしいのかなあ?
 実は寒さのせいで変色している。わき芽の成長を楽しみにしていたのだが、これでは期待できない。
 ブロッコリー農家が雪の下から収穫している写真が新聞に載っていたが、記事はかなりが変色して出荷できないと伝えている。でも甘くなっていると、苦しい農家のコメントを添えていた。
 そうか、プロでもそうなんだ。

▲このわき芽の生長が楽しみだったのに……

▲実も葉っぱも鳥に食われてしまった

 近くのキャベツ。こいつも写真のような無残な姿に。なんだ、鳥たちは葉っぱのほうがお好みだったんだ。
 爺の口には入らぬことになったが、まッいいか。鳥たちがそれで命をつないでくれれば。

▲鳥に丸裸にされたキャベツ

 猛暑に続く長引く寒波。折れた木の枝の始末、春野菜の準備、花木の剪定……。仕事が待っているが、まだ雪が舞い、気温があがらぬので爺には無理。
 しばらく閑居して「不善」をなすしかスベなし。おっと、爺にはもう「不善」もなかったなあ!

(出雲在・三原 浩良老)