その40 雪?と骨折で野良仕事はお休み

 雨続きでなかなか畑に出られんなあ、と焦っていたら、とうとうまたもや雪になった。けさのわが畑の積雪およそ4、5センチ。
 やっと伸びはじめたソラマメ、ジャガイモの床もすっぽりと雪の下。わずかにタマネギの葉っぱが頭だけのぞかしている。
 一面真っ白な世界で紅梅だけが満開、あざやかな彩りを中空に浮かせている。でも寒そう。

 実はいまごろはジャガイモの植付けが終わっているはずだったのだが……。
 恥ずかしながら背骨をいためてしまい、作業中断している。
 なにが恥ずかしいか? 泥酔のあげくに転倒、うんうん唸っていたから。
 あんまり痛むので、病院に駆け込んだらMRI診断の結果、「第9胸骨圧迫骨折」だと。「老人によくあることで、患者は多いよ」と、医者に笑われた。
 で、どうすりゃいいの?って聞いたら「しばらく安静、出歩かないこと」とのたまう。
 仕方ない。しばらくは医者の指示に従うことにする。
 
 でもジャガイモが気にかかる。ものの本には「植付けは2月」とあるから。
 念のためにいつも行く種苗店主に尋ねたら「いや、まだ早い早い。彼岸ころでいいよ」と言う。この店はまだ種イモを店頭に出していない。まして今年は雪が多かったから、遅れて当然だろう。
 それで安堵した。そうか、じゃあ彼岸までには、この骨の痛みを何とか回復せねばならんなあ。
 お粗末な早春の椿事でした。
                                   
(出雲在・三原 浩良老生)

▲生真っ白な世界に紅梅だけが咲き誇る

▲爺の畑はまたもや一面雪におおわれ、タマネギの葉っぱだけが頭をのぞかせる