その48 雨と病気と虫たち

 入梅、例年よりかなり早いとか。さっそく台風が大雨をつれてやってきた。
 雨の前に草取りを、と汗を流したが、雑草の勢いには負けそうだ。雑草に挑んでいると、やけにあちこちがかゆい。虫の活動も活発になってきた。ナメクジがはいだし、蚊も出てくる。
 これからしばらく、畑では虫たちとの戦いが続くことになりそうで、あまり楽しくはないなあ。

 朝、畑に出てみると、ああ! ブロッコリーが虫食いに。大小の青虫がムシャムシャやっている。一匹ずつ割箸でつまんでとる。一株に十匹は動いている。あとに木酢液をかけてやる。
 ところが翌日みると、今度は穴だらけの葉っぱが真っ白になっている。ああ! やっぱり出たか! ウドンコ病らしい。
 あわてて弱い薬剤散布。でもすぐに雨に流されるから効果のほどは?
 去年の春キャベツは虫食いで瀕死の状態になったが、なんとなんと彼らは見事によみがえってみせた。今度も彼らの生命力に期待するだけだが。

 ブロッコリーのわきのジャガイモは元気だ。雨にうたれながら薄紫の花をつけ始めた。こいつの日陰になってブロッコリーも病気がでやすくなったのだろう。狭い畑では如何ともしがたい。
 
 雨にうたれて満開のシャクヤクの大輪が重い頭をうなだれている。雨の重さに耐えられないのだ。異常なほどに花をつけたツルバラは落花しきり。根元には花びらのじゅうたん。まだまだ蕾が次々にふくらんでいるからしばらく咲き続けてくれそうだ。

(出雲在・三原 浩良老生)

▲ウドンコ病にやられたブロッコリー

▲雨にうたれるジャガイモの花

▲落花しきり