その52 暑さと蚊の猛襲に堪える

 梅雨が明けた。かわって猛暑到来。野良仕事にはつらい季節だ。つらいのは暑さと蚊の猛襲。
 この双方を避けるには、夜明けとともに出ればいいのだが、夜更かしする爺にはそれができない。
 陽がたかくなり30度を超したあたり、そう午前10時ごろから始動するから暑さには堪えるしかない。着古したワイシャツに作業用ズボン、麦藁帽、さらに手袋で防備。これが蚊対策にもなる。
 汗が吹き出してくる。首にかけたタオルがたちまちビショビショに。汗の臭いをかぎつけて蚊がやってくる。足元に蚊取り線香2本。これが結構蚊を追っ払ってくれる。

 毎朝、トマト、キュウリを収穫する。ある朝、気づくと大きなキュウリが落ちていた。中身がきれいにくりぬかれている。これはカラスの仕業か。去年はトマトがやられたが、今年はキュウリから始まった。やがてトマトも彼らの好餌になる?

 ヤマモモの雌木の実が色づいてきた。大雪にやられて幹がポッキリ折れたが、見事に立ち直った。この実はジャムや果実酒にできるのだが、アンズジャムの在庫豊富。去年のヤマモモの果実酒も残っている。鳥たちもこっちを食べてくれればいいのだがなあ。
 実が落ちたら、今年こそ剪定せねばなるまい。雄木のほうは茂りっ放しで、背丈も伸びすぎだ。

 夕方、ふたたび蚊の攻撃に堪えながらの水遣り。さいわい井戸水は豊富だから、ポンプで汲みあげたホースの蛇口から噴水をばらまく。ナス科のトマト、キュウリ、ナスなどはとにかく水を欲しがるからふんだんに撒く。
 今年も猛暑が続くようだから、しばらくは二重苦に堪えるしかないなあ。

(出雲在・三原 浩良老生)

▲瑞々しいトマトがおいしい

▲ヤマモモも色づいてきた