その57 台風一過、そのあとに

 台風一過、やっと秋がやってくる。
 でも、あちこちで大変な被害が出た。死者・行方不明あわせて100人超。
 毎年のことながら、わが瑞穂の国は災害列島だなあ、と思わせられる。
 さいわい当地は直撃を免れたものの、それでもかなりの風雨に見舞われた。
 
 植えたばかりの野菜類の幼苗は倒れたり、折れたり。そこに虫が食らいついて無残な姿になってしまった。あわてて売れ残りの苗を買いに走ったが、さてうまく活着してしてくれるかどうか。
 茎の長い菊類、ヒマワリなどはみんな首うなだれている。身の丈ほど伸びていたトマトもキュウリも支柱ごと倒され、もう今季は終わりか。オクラも葉っぱが折れて元気がなくなった。
 
 ところがきっと落ちてしまうだろうと思っていた柿の実が、しっかり残っているのにはびっくり。それも2本のうちの小ぶりのほうが、しっかり実を抱えている。
 わずか1メートル足らずの小さな木だが、去年もたくさん実をつけた。しかし、大半は虫がついて落果してしまった。
 今年は摘果してしっかり収穫しようなんて殊勝なことを考えていたが、ついついそのままにしてるうちに台風がやってきた次第。
 こんな木に16個も実をつけて、枝が地面につかんばかりに垂れ下がっている。いまさら摘果するのもかわいそう(ホントは欲張って)。このまま熟れるまで様子をみることにする。
 でもまた落ちてしまうのかなあ。

(出雲在・三原 浩良老生)

▲小さな枝に大きな実が重そうだ