その59 台風一過、そのあとで

 台風のおかげで一週間も雨つづき。やっと晴れ間がのぞいて畑に出る。
 風は大したことなかったので、わが畑に被害はほとんどない。
 斜めにかしいだピーマンやシシトウに泥寄せしてやり立て直す。おお! ピーマンが鈴なりになっている。たっぷり水をもらったので一挙に大きくなったのだろう。今夜はピーマンが食卓に並ぶんだろうなあ。

 この雨で畑の野菜たちは一挙に生育が早まったようだ。葉もの野菜も順調に虫に食われながら育ち、大根や白菜も発芽して間引きを待っている。
 サツマイモの葉っぱは伸びに伸びて、隣りのジャガイモ畑にのしかかり、おおいつくさんばかりだ。蔓を返してみると、おやおや、発芽したばかりのジャガイモの茎がヒョロヒョロに伸びて姿をみせた。どうやらサツマイモの葉っぱの日陰になってこんな姿になったらしい。これではウラナリ・ジャガになりそう。うまく立ち直ってくれるかなあ。

 わがもの顔に畑のあちこちで増殖を続けていたシソ。花の先っぽに実をつけ始めている。青ジソには白い花、赤ジソにはピンクの花。かみさんが実を摘んでツクダニに加工するという。
 ニラも白い花が満開。実をつけはじめている。こいつを放置すると、種が落ちてニラ畑になってしまうから、いまのうちにバッサバッサと刈り取る。

 ふと見れば、ミョウガの芽があふれるように伸びている。今年はやけに遅いなあ、と思っていたら一気に伸びてきた。さっそく収穫。写真はその一部。でもミョウガばかりこんなに採ってどうする? とても食える量じゃないぞ。
 
 だが、困ったことに長雨で雑草も負けじと伸びている。確か10日ばかり前にとったはずなのに? うーん、こいつもなんとかせにゃならんわい、と今度は草取りを始める。野菜にかけた手間の数倍をかけての草取りだ。

(出雲在・三原 浩良老生)

▲ヒョロヒョロのジャガイモ

▲ミョウガの収穫。こんなに採ってどうする?