その70 六寒一温の弥生?

「最近さっぱりコラム更新してないじゃないか!」と数少ないコラムの読者の一人から叱られた。
 うーん、参ったなあ。だって、この寒気、この天候不順で畑に出られないんだもんなあ。
 この二十日ばかりの天気、雨、雨、曇り、雪、雨……。こんな調子では野良に出られないよ。
 いや、ホントはこの間に2日ばかり快晴の日があったのだが、折悪しく九州に遊びに行っていたのだ。

 この調子じゃ、納屋の種ジャガイモが芽をだして腐ってしまうかもなあ、とイライラしていたらやっと晴れ間がみえた。
 それっとばかり畑に出る。畝たて、堆肥をすきこんで8キロの種イモをやっと植え付ける。少々足りなかったが、マッいいか。無計画、アバウトは爺の常である。

 気温12度、快適に汗ばむ。腰が痛む。ふくらはぎがパンパンに張る。でもやはり爽快だ。
 余力で野菜の苗床づくり、次いで草取りの途中で日没になった。

 ところが、ところが、翌朝畑に出てみると、なんとなんと一面真っ白に霜が降りているではないか。
 これでは植え付けた種ジャガもふるえているに違いない。予報は晴れのはずだったのになあ。
 ことしのシベリア寒気は尋常じゃない。
「今年の春はどうなってるんだか?」と、知り合いのプロ農家に聞くと、「いや、春は遅れても大丈夫だよ。秋はそうはいかんがね」とのご託宣。
 そうなんだ、とひと安心。
 それにしても、これじゃあ、三寒四温どころか、六寒一温だよなあ。

(出雲在・三原 浩良老生)

▲植付け翌朝には霜で真っ白