その71 春なのに腰痛で動けない!

 おお! やっと春、気温があがってきた。
 なぜか一日おきに畑にやってくるウグイスも初鳴きよりはだいぶうまくなった。
 花札ではないが、梅に鶯となれば満点だが、そのウメが今年はさっぱりだ。
 庭から畑にかけて6本もあるのだが、紅梅、白梅、ピンクいずれも花はチラホラ、なんとも哀れな姿を呈している。
 
 思い当たるのは、去年の強剪定だ。「梅伐らぬバカ、桜伐るバカ」と言われたもんだから、いや伐った伐った。それがどうも花芽のついた枝をみんなばっさり伐ってしまったらしい。これだからシロウトの剪定はこまりもの。
 
 それでもさすが春だ。畑にいろどりがよみがえってきた。
 去年はさっぱりだったアンズが満開近い。その後ろではサクラのつぼみが膨らんで開花待ち構えている。花の下に立てば、蜜をあさるブ~ン、ブ~ンという蜂の羽音が聞こえる。下には花期の長いサンシユの黄がまっさかり。
 
 ほうりっぱなしで手入れもしなかったラッパ水仙が、あちこちで鮮やかな黄色の花を開いてラッパを吹いている。
 それにしても長年茂るにまかせてきた白水仙は花も開かず、葉先が枯れはじめている。今年こそ掘りあげて植え替えねばなあ。
 
 そろそろ夏野菜の植付けだが、その前に草取りを、と二日ばかり畑に出たら、腰が痛みはじめた。ちょうど一年前にやった胸骨圧迫骨折と同じ症状だ。エッ、再発? 骨折の再発なんてあるの?
 春の畑を眺めてイライラするばかりだ。

(出雲在・三原 浩良老生)

▲哀れ、今年のウメの花

▲アンズ、桜、サンシユの3ショット