その89 猛暑避ければ蚊が襲ってくる

 どうしたことだろう、今年の夏は。日本海側で常ならぬ高温がつづく。
 当地も連日35度前後。いやこれは気象台の風通しのよい百葉箱の温度計が記録したもの。実際には平地はもっと高い。
 日本列島はついに亜熱帯になったのか。
 もう何日雨が降らないのだろう。10日以上も快晴がつづいている。
 さすがに老骨にはこたえる。食欲がなくなったので、朝晩の水遣りをのぞいて2日ばかり、畑の作業を休む。
 
 なぜか蝉の声もいつもより弱いなあ。うるさいほどの蝉時雨が聞かれない。地中の温度も高くなって、迷いだしたミミズの干からびた死骸があちこちのコンクリートのうえに転がっている。
 一ヶ月前にはじめてみかけたトンボの姿もその後見かけない。水辺にはいるんだろうか。
 畑の野菜も午後になると、葉っぱがしなびて、情けない姿に。ゴーヤの実は色づき、さわるとふにゃふにゃだ。雑草だって根の浅いのは枯れだした。
 見れば、10日ほど前に二度目の深耕をしたはずの畑に雑草が茂り放題に伸びている。草もいろいろだ。
 6本のサルスベリが次々に花を開きはじめた。こいつは夏の花だけに元気いっぱいだ。
 そんなわけで、日中の作業はしばらく休止。早朝か夕方にきりかえた。とはいうものの朝晩は蚊の攻撃がすごい。暑さをさければ蚊の猛襲に耐えねばならぬ。
 どちらにしても秋風が待たれる今日このごろではあります。

(出雲在・三原 浩良老生)

▲あっという間に草むらに