その97 花オクラを食べてみた

 一気に涼しくなった。あわてて衣替え。これだけ気温が下がると、さすがに畑の植物たちの生育もスローダウンだろうなあ。
 濃厚な秋の香りを送ってくれるキンモクセイの小粒の花も散りはじめた。四季咲きのバラだけは次々に咲いているが、畑の彩りは次第にうすれていく。
 収穫? うーん、この時期になると、間引き菜くらいか。キュウリもオクラもそろそろ終わり。キャベツ、白菜はまだ早い。大根も生長途上だから。

 きのう、畑にでてみると、おおッ、花オクラが咲きはじめている。
 オクラの花によく似ているが、5弁の花びらはさらに大ぶりで鮮やかな黄色、中に紫色の雌しべがみえる。美しい。
「こんなのがあるけど知ってた?」と知人が種をくれたので、蒔いてみたのだが、観賞用としてはなかなかの花だ。
 でも、朝に開花して夕方にはしぼみ、夜には落ちてしまうという。なるほど、それでは市場には出ないわけだ。
 JA東京のホームページによれば、「オクラの花だが、花をおいしくなるように改良した品種」で、「もの珍しさも手伝って人気商品になっている」とか。
 サラダ、和え物、スープ、天ぷら、かき揚げなどなど、そのレシピがネットにあふれている。そんなに人気なのか? と驚く。

 で、早速サラダにあしらって食べてみることにする。オクラ同様少し粘っこいが、味は??? 確かにサラダの彩りにはなるけど。フ~ンというところだ。
 遠くにいる娘に聞いてみると、「3年ほど前から食べてるよ」、これまたフ~ンだ。
 毎朝、次々開花するらしい。さて次はどうして食するか、思案中。

(出雲在・三原 浩良老生)

▲落花しきりの金木犀

▲開花した花オクラ