その100 ピラカンサが燃えている

 まだ冬枯れとはいえぬが、畑の隅のピラカンサの実が真っ赤に色づき、ひとり目立っている。
 ナナカマドの紅葉はもう少し先だろうが、秋深しの感あり。太陽もだいぶ南に傾き、もの影がずいぶんと長くなった。順光で写真を撮ろうとすると、自分の影が邪魔をする。
 
 雨のあとの秋晴れ。タマネギ250本を植え付ける。まだ去年のタマネギが納屋にはぶらさがっているが、植付け時期になった。
 今年は保存期間の長い中晩成200本に加え、生食に向くという赤玉を50本植える。いつものことながらこの冬をうまく越せるか気がかりだ。
 
 二時間ばかりで植付けを終え、秋野菜の収穫にかかる。ピーマン、大根、ホウレン草、インゲン、春菊をそれぞれ少量ずつ。それでも老夫婦の食膳には多すぎるほどだ。結球をはじめた白菜、キャベツはもう少し様子をみる。
 それにしても今年のピーマンはいつまでもよく実をつけてくれる。
 花木の剪定も一段落、見まわすと畑のまわりの草丈がだいぶ伸びている。しばらくはまた草取りの毎日になりそうだ。

(出雲在・三原 浩良老生)

▲鮮やかに色づいたピラカンサの実

▲秋深まり植付けた玉葱畑にも長い影が