川原慶賀の「日本」画帳
シーボルトの絵師が描く歳時記

A5ヨコ判/256頁/並製/筒箱入
978-4-86329-136-2
定価 2700円 (+税)
2016年6月発行
紹介

シーボルトの絵師の眼で1800年代のNIPPONを視る! あの〈踏絵〉を描いた川原慶賀の画期的画文集。〈シーボルトのカメラ〉と称された長崎出島出入絵師・川原慶賀による記録画が語る江戸庶民の日常。本書は、シーボルトコレクションの多くを所蔵するオランダ・ライデン国立民族学博物館などの協力により、慶賀作品200点余と関連図版・写真150点を収録。シーボルトが、日本の風物と日本人について、情報収集の目的で、その専属絵師・川原慶賀に描かせた絵を歳時記を軸に編集。さらに、同時代に書かれた野口文龍(地役人、国学者)による『長崎歳時記』の文章を組み合わせるとこで、絵の意味と時代背景がより鮮明に浮かび上がるように構成。

著者

下妻 みどり

しもつま・みどり

1970年生まれ。熊本大学(民俗学)卒。ライター。ディレクターとして取材した「太鼓山の夏~コッコデショの131日」(NBC長崎放送)で民間放送連盟賞を受賞。著書に「長崎よりみち散歩」(ながさきプレス刊)、「長崎迷宮旅暦」「長崎おいしい歳時記」(書肆侃侃房刊)。
 
 
川原慶賀の「日本」画帳_カバー