紹介
九州に残る豊臣秀吉の三つの行軍路(天正15年〈1587〉と文禄元年〈1592〉)は“太閤道”として、九州の近世主要街道(長崎・唐津・薩摩街道)のルーツとなった。この太閤道を現地踏査と文献により完全調査。道の整備と共に各地に残された拝領物、井戸、橋、茶亭、宿陣、神社などについて考察。歩きながら街道の位置とその歴史を検証する。地図を多数掲載して、街道のガイドブックとしても役立つ一冊。
著者
牛嶋 英俊
うしじま・えいしゅん
うしじま・えいしゅん
昭和21年(1946)福岡県直方市生まれ。同志社大学文学部(考古学専攻)卒。埋蔵文化財調査、町誌編纂など、地域史を研究。現在、市立直方歳事館館長。著書に『筑豊を歩く』『筑前六宿・長崎街道』など。
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