紹介
疲れたら森へ行き深呼吸しよう。遠回りしたっていいじゃない。「生きづらい時代」を生きて行かざるをえない方が、この本の中の詩で、何かを感じ取って頂けたら、とても嬉しい。(「あとがき」より)
目次
Ⅰ 危険な散歩
原っぱ
視点
太陽の生理
養鶏場
所有と存在
砂漠
腸(はらわた)
黒鍵と鈴
雑木林
絵札
食事
雨
労働
牛
永遠
少女
「風」に関する断章
鉄柵(一)~ 浜田知明氏へのオマージュ
ある夜の音楽
晩夏
花の構造
「公園」の中へ
ヒマワリ
萌芽
Ⅱ 野草曲
なやましい夜の声
母と子(No1)
それから
彼女のスケッチ
ドーナツ~ 小話(1)
お大事に~ 小話(2)
プラットフォーム~ 小話(3)
きのこスープ
つがい
キザな奴
でんわ
昼食時間(ランチタイム)
ある日の午後―― そのスケッチ
鹿児島の石橋
憧れ
春へ(~桜の枝を折って病院へ行く)
著者
松本 秀明
まつもと ひであき
1960年、福岡県生まれ。福岡大学卒業。小さい頃より虫が好きで昆虫採集を始める。17歳から詩を書き始め、18歳頃から、曲を自作自演するようになる。大学卒業後、定職には就かず、昆虫写真撮影や音楽に興じる。27歳で厚生関係の会社に就職。その後、装飾横穴墓(装飾古墳)やアーチ型石橋に興味を持ち、休日を利用して九州を始め西日本各地を撮影して回る。コロナ禍で30年以上勤めた会社を退職。将来の夢は写真の個展を開くこと、昆虫同好会を立ち上げること等。