紹介
沖縄、奄美から九州・不知火海域まで、海と人とが作り出す民俗世界を、船に乗り海辺にたたずみ、人々の声を聞きながらペンとカメラで描き出す。
十五夜綱引き、亥の子つき、ミルクガニ、消えゆくヤブサ神、奄美のヒラセマンカイなど脈々とうけつがれてきた文化を現地からレポート。
◆第29回熊日出版文化賞受賞
著者
江口 司
えぐち・つかさ
えぐち・つかさ
1951年熊本県生まれ。1971年より九州山地に入り、自然に魅了され通いつづける中、民俗学者・小野重朗氏と宮崎県諸塚村七ツ山で出会い、以後師事する。
著書に『山里の酒』(共著、葦書房)、『日向市史 民俗編』(執筆・写真、宮崎県日向市)などがある。『季刊銀花』(文化出版局)他雑誌への寄稿も多数。
2008年4月、不慮の事故により急逝。