紹介
担ぎ屋、唄い屋、三助、隠坊、木地師、ねこぼくや、羅宇屋(らうや)、ポンせんべい屋、よなげや、香具師、門付け、蛇取り師、カンジンどん、まっぽしさん……。放浪詩人・高木護が就いた仕事をはじめとして、近代化、高度経済成長の波の中に飲み込まれ、消えていった昭和の仕事たちを追うことで見えてくる労働の意味と価値。
著者
澤宮 優
さわみや・ゆう
1964(昭和39)年、熊本県生まれ。ノンフィクション作家。青山学院大学史学科卒、早稲田大学日本文学専修卒。『巨人軍最強の捕手』(晶文社)で第14回ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。昭和の庶民史をテーマに幅広く執筆。主な著作に『昭和の仕事』(弦書房)『イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑』(原書房)『廃墟となった戦国名城』(河出書房新社)『「考古学エレジー」の唄が聞こえる――発掘にかけた青春哀歌』(東海教育研究所)『ひとを見抜く――伝説のスカウト河西俊雄の生涯』(河出書房新社)ほか多数。