靖国の源流
初代宮司・青山清の軌跡

A5判 224頁
ISBN 978-4-86329-043-3 C0021
定価 2100円 (+税)
2010年7月発行

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紹介

靖国神社を語るとき、従来ほとんど意識されることのなかった初代宮司・青山清の足跡を、青山家と山口県に残された資料を中心に明確にした初めての書。毛利氏に代々宮司として仕えていた青山家の出自を関ヶ原の戦い直後にまでさかのぼり、自ら関わることになった幕末長州藩の招魂祭(討幕派志士たちの犠牲者を祀る)から靖国神社の成立までを明らかにした。青山家の子孫達が、広島県、山口県、東京都に散在していた資料を集め、日清日露戦争以前の靖国神社が本来は文明開化の象徴としてつくられた西洋風神社であったことを読み解いてゆく。

著者

青山 幹生

あおやま・みきお
あおやま・みきお

昭和9年広島県安芸高田市生まれ。元広島郵便貯金ホール館長。広島市在住。

青山 隆生

あおやま・たかお
あおやま・たかお

昭和20年広島県安芸高田市生まれ。皇學館大學卒業。元日光東照宮権宮司代理。全国東照宮連合会事務局長。日光市在住。

堀 雅昭

ほり・まさあき

1962年、山口県宇部市生まれ。著書に『戦争歌が映す近代』(葦書房)、『ハワイに渡った海賊たち』『井上馨〈開明的ナショナリズム〉』『靖国誕生〈幕末動乱から生まれた招魂社〉』『鮎川義介〈日産コンツェルンを作った男〉』『関門の近代〈二つの港から見た100年〉』『寺内正毅と近代陸軍』(以上、弦書房)などがある。

弦書房より発行の関連書籍

靖国誕生