どーとく先生

こんな授業なら大人も受けたい！

新聞記者、冠婚葬祭業から転じて福岡県の民間採用教師免許第一号を取得した異色の経歴の著者が受け持ったのは、教科書のない高校の「道徳」の授業。なかなか授業を聞かない子供たちに「寝るな、しゃべるな、突っ伏すな」と訴えかけ、「援助交際を恥じよ」「なぜ人を殺してはいけないか」など豊富な社会体験をもとに熱血指導したユニークな記録。（2006年3月発行）

八尋　一郎

昭和７年生まれ。九州大学法学部卒。フクニチ新聞記者・論説委員を経て冠婚葬祭会社に勤務、さらに福岡県教委の民間採用第一号の“特免教師”として平成4年から九州産業高校（福岡県筑紫野市）で教える。副校長を兼務し、平成13年まで勤務。著書に冠婚葬祭業の経験をつづった『葬儀屋さん』など。