「南蛮から来た食文化」書評から

◇日本農業新聞(2004年10月10日付)で紹介されました。

◇大分合同新聞(2004年10月17日付)で紹介されました。

◇日本経済新聞(2004年10月18日付)で紹介されました。

◇熊本日日新聞「トモさんの読みながら書く」欄(2004年10月21日付)で紹介されました。

この本はいろんなヒントを与えてくれる。それも楽しく。

日本に渡来した「南蛮」の味のルーツをたずね、日本に根づいていった「旅」を追跡。これもか、と発見が続く一冊。(「サンデー毎日」2004年10月24日号)

◇朝日新聞(2004年10月29日付)で紹介されました。著者の江後さんが和菓子店「但馬屋老舗」(大分県竹田市)と協力して幻の南蛮菓子「ハルティス」を復元したことも紹介されています。

閉ざしていたはずの江戸時代に、せっせと西洋の料理に、あるいは西洋人がもたらすものに、興味を示していたこと、受け入れてきたことを示すのが、本書『南蛮から来た食文化』である。
カステラ、鶏卵そうめんのような菓子から、サツマイモ、カボチャ、あるいはスパイス、酒まで、委細にその受容の経緯を追う。…総じて執拗に調べてある。ディテールから西洋と日本の関係が見えてくる。(森枝卓士氏・食文化研究家 「週刊ポスト」2004年11月12日号)

◇「歴史街道」(2004年12月号)読書欄で紹介されました。

◇「サライ」(2004年12月2日号)読書欄で紹介されました。

日本における肉食の文化は、いつ、どのように広まったのか。意外に語られることが少ないこのテーマを解きあかしている。(「畜産コンサルタント」2004年12月号)

本書を読むと、開国以前に…かなりの南蛮料理が受け入れられていたことが分かる。つまり、「食」においては西洋化を受け入れる「近代」へ向けての素地が、すでにあったと考えられるのではないだろうか。本書によれば、いわゆる「鎖国」の時代は必ずしも海外との交流が遮断されていた時代ではなかったとする近世史観が、分かりやすく裏付けられる。(「葉隠研究」2004年・54号 評者は清水雅代氏〈佐賀県立図書館近世資料編纂室〉)

◇「出版ニュース」(2004年12月中旬号)で紹介されました。

1993年、南蛮国交450年記念企画のスペイン・ポルトガルの旅を契機に、幾度となく南蛮再発見の旅に出ることになった著者が、長年の古文書探査と現地調査をもとに、日本の食文化の源流は南蛮料理にありとした意欲作。(「製菓製パン」2005年1月号)

日本と世界の歴史を背景に、食材の運搬、入手、調理の方法、盛り付け方にいたるまで、貴重な記録が満載です。(赤旗/2005年1月9日付)

◇「週刊金曜日」(2005年1月21日号)「編集部が選ぶ3冊」欄で紹介されました。