紹介
風雅だけでは語れない、万葉びとの心情--大伴旅人、山上憶良を中心とする大宰府の官人たちの歌群「筑紫歌壇」を読み解くことで立ち現れる、〈天ざかる夷〉での天平官僚群像という新たな万葉集の姿。
著者
前田 淑
まえだ・よし
まえだ・よし
1921年 福岡市生まれ。
福岡県女子専門学校文科研究科・法政大学文学部日本文学科卒業。
現在、福岡女学院短期大学名誉教授。文学博士。
主な著書に『「鉄翁画談」と倉野煌園』(勉誠社)『江戸時代女流文芸史-地方を中心に-』〔旅日記編〕〔俳諧・和歌・漢詩編〕(笠間書院)『近世福岡地方女流文芸集』『近世女人の旅日記集』(共に翻刻、葦書房)『百合若説話の世界』『近世地方女流文芸拾遺』『大宰府万葉の世界』(以上小社刊)、他。
弦書房より発行の関連書籍
百合若説話の世界 | |
近世地方女流文芸拾遺 | |
筑前の国学者伊藤常足と福岡の人々 |