紹介
「あの頃」の記憶を記録した335点の写真は語る。戦後復興期から高度経済成長期の中で、確かにあったあの顔、あの風景、あの心。昭和20年代〜30年代を活写した写真群の中に平成が失った〈何か〉がある。
目次
第1章 昭和の町
第2章 仕事
第3章 海辺で暮らす
第4章 川の記憶
第5章 祭り
第6章 高度経済成長の夢
第7章 子どもたち
著者
麦島 勝
むぎしま・まさる
1927年、八代市生まれ。熊本県立熊本工業学校機械科を戦争繰上げ卒業。復員後は鋼構造物の設計・製作や工場建設、土木工事に従事しながら休日は写真撮影に明け暮れた。熊日フォトサークル運営委員。著書『川の記憶―球磨川の五十年』『麦島勝写真集―カメラがとらえた八代の半世紀』他。
前山 光則
まえやま・みつのり
1947年、熊本県人吉市生まれ。人吉高校卒(昭和41年3月卒、18回生)、法政大学卒。元高校教師。
著書に、『球磨川物語』『山里の酒』『山頭火を読む』『球磨焼酎《本格焼酎の源流から》』『昭和の貌―《あの頃》を撮る』『若山牧水への旅《ふるさとの鐘》』『ていねいに生きて行くんだ』、編著に『淵上毛錢詩集』など。