紹介
作家・安達征一郎を生んだ小さな島・喜界島。そこで育まれた魂が生んだ珠玉の短編集『小さな島の小さな物語』。そこに収録された10の物語について、その世界観の原風景を探求する新しい試み。
著者
松下 博文
まつした・ひろふみ
1956年種子島生まれ。琉球大学教育学部卒。九州大学大学院文学研究科博士後期課程〈国語学・国文学専攻〉修了。筑紫女学園大学文学部教授。主要論文「火野葦平と琉球」「許南騏の朝鮮・山之口貘の沖縄」「トカラ列島のトポロジー―安達征一郎『祭りの海』序論」「沖縄戦と〈きれいな標準語〉―目取真俊「水滴」への視角」『座談会昭和文学史〈第五巻〉』(井上ひさし・小森陽一編著・集英社)。現在『新編 山之口貘全集』(全四巻・思潮社)編集中。