団塊ボーイの東京1967-1971

264頁
978-4-86329-204-8
定価 1800円 (+税)
2020年5月30日発行
紹介

団塊とは大きな塊ではない、同じではない。それぞれニヒルなポーズをとり、クールを演じたバラバラの実は「断解」で、よく言えばミーイズム、個人主義の始まりの世代だった。筋を通したのは、職を得ずに、プータローとなり、サニーサイドを歩かず、生涯ダークサイド、日陰の道を歩き続けている奴らだ。彼らは本物だった。
(本書から)

目次

ラッパとVAN デラシネvs闇市 「カ・ネ・コ・ミ・ツ・ハ・ル」 はとバス 雲の上の麻布台 無着成恭先生 風立ちぬ クボセン ジェームス槇 夜明けのスキャット 吉祥寺の雪女 武蔵野火薬庫 ああ紅テント 憧れのジイ様たち (他66話)

著者

矢野 寛治

やの かんじ

1948年大分県中津市生まれ。成蹊大学卒。博報堂OB、西日本短期大学非常勤講師。新聞・雑誌にエッセイ、映画評や書評を連載。著書に『なりきり映画考』『団塊少年』(書肆侃侃房)『伊藤野枝と代準介』『反戦映画からの声』『団塊ボーイの東京1967-1671』(弦書房)などがある。

弦書房より発行の関連書籍

伊藤野枝と代準介
反戦映画からの声