いま、話しておかないと
教師たちの戦時下体験

144頁
978-4-86329-254-3
定価 1400円 (+税)
2022年8月15日発行
紹介

「教え子を再び戦場に送るな」のよびかけのもと、子どもたちが安心して生きていける社会の創造を目指して反戦・平和の活動にとりくんできた人々が、戦争をする国にしようとする動きが強まる今、この本を刊行するのはとても意味深い。証言者のうち十人以上はすでに故人となられている。編者も元教職員で、現代の人々に伝わるよう注釈が細かくつけられ、子供たちが読めるよう理解を助けている。

【書評等紹介記事】
8月11日(木)朝日新聞・福岡県版/伊藤隆太郎記者
8月30日(火)読売新聞・福岡県版/後田ひろえ記者

目次

I 軍隊・戦地体験
II 空襲と銃爆撃体験
III 原爆体験
IV 外地の生活と引揚げ体験
V 戦時下の教育及び勤労動員
VI 戦時下の日常
VII 戦後の聴き取りと語り継ぎ
VIII 平和を求めるとりくみ

著者

福岡高退教五十周年記念事業委員会

福岡高退教(福高教組退職教職員の会)は、高教組(福岡県高等学校教職員組合)の組合員であった退職教職員が加入している退職者団体。機関紙として、二〇〇三年より『高退教だより』を年三回程発行。その記事がまとまった分量に蓄積されたこと、そして2022年が高退教を結成して五〇年になることもあり、記念事業の一環として「私の戦時下体験」を編集して冊子とすることになり、発足された。