『地底の声』が熊日出版文化賞を受賞

 高木尚雄さん著『地底の声』が第二十五回熊日出版文化賞を受賞しました。
 同賞は熊本県内在住者による優れた出版物を顕彰する目的で行われるもので、『地底の声』は「なくなってしまった炭鉱の様子を伝える貴重な資料」と、記録性の高さが評価されました。
 高木さんは受賞について「炭坑の様子、炭坑の生活を記録した資料として評価されたのがとてもうれしい。同じ三池炭鉱で働き、同じ労働者である、炭掘る仲間たちの働く姿を歴史に残すことができてよかった」と喜びを語っています。

 『地底の声』は2003年5月小社より発行、歴史的資料としても貴重な坑内労働の写真が好評で、現在二版を重ねています。

●読者カードより(抜粋)

「写真の解説がとても丁寧でわかりやすい。読むと写真の背景などが想像され、決して特別な空間ではなく、生活があり暮らしがあったのだと分かる。巻末の炭鉱史や(炭鉱労働に関する)用語の解説はありがたい資料であった」(N・T様)
「閉山した今日、貴重な坑内の様子を生々しく見ることができました」(M・K様)
「写真撮影年月日がはっきりしており、歴史的価値がある本だと思います」(S・A様)
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