東京の片隅からみた近代日本
 

256頁
978-4-86329-072-3
定価 2000円 (+税)
2012年3月下旬発行
紹介

日本の「近代化」の中心・東京を歩き、都心に遺された小さな痕跡を手がかりに〈近代〉をスリリングに読み解く。歴史の表舞台には出てこない土地の片隅にひっそりと息づいている有形無形の文化遺産は何を語るのか。どのように人とつながっているのか。明晰な観察眼から引き出される歴史のおもしろさ、不思議さを味読できる一冊。

目次

第1章 近代と鉄道/第2章 近代と芸能/第3章 近代の戦争/第4章 近代と大陸および半島への関与/第5章 近代と制度/第6章 近代と文学/第7章 近代と事件/第8章 近代とスポーツ

著者

浦辺 登

うらべ・のぼる

昭和31年、福岡県生まれ。福岡大学卒。日本近現代史を中心に研究、執筆、講演、史跡案内を続けている。著書に『太宰府天満宮の定遠館―遠の朝廷から日清戦争まで』『霊園から見た近代日本』『東京の片隅からみた近代日本』『アジア独立と東京五輪―「ガネホ」とアジア主義』(以上、弦書房)。

弦書房より発行の関連書籍

明治四年・久留米藩難事件
玄洋社とは何者か
勝海舟から始まる近代日本
アジア独立と東京五輪
霊園から見た近代日本
太宰府天満宮の定遠館