万象の訪れ
わが思索

A5判/336ページ/上製
978-4-86329-094-5
定価 2400円 (+税)
2013年10月発行
紹介

〈考えることは、生きること〉渡辺京二による思考のヒント。半世紀以上におよぶ思索の軌跡。9つのテーマ、101の短章が導く、考える悦しみとその意味。その思想は何に共鳴したのか、どのように鍛えられたのか。101の短章に込められた思想の核から学びとれるものは何か。そこに、静かに耳を傾けるとき、思考のヒントが見えてくる。

目次

【本書の9つのテーマ】
交感/回想/師友 /書物 その他/わが主題/地方/世間/ 仕事/書評

著者

渡辺 京二

わたなべ・きょうじ

1930年、京都市生まれ。熊本市在住。日本近代史家。主な著書に『北一輝』(毎日出版文化賞、朝日新聞社)『逝きし世の面影』(和辻哲郎文化賞、平凡社)『近代をどう超えるか―渡辺京二対談集』『もうひとつのこの世-石牟礼道子の宇宙』『死民と日常―私の水俣病闘争』『万象の訪れ-わが思索』『預言の哀しみ―石牟礼道子の宇宙Ⅱ』『江戸という幻景』『荒野に立つ虹』『未踏の野を過ぎて』『幻のえにし-渡辺京二発言集』『肩書のない人生—渡辺京二発言集2』『小さきものの近代』(以上、弦書房)『黒船前夜-ロシア・アイヌ・日本の三国志』(大佛次郎賞、洋泉社)『バテレンの世紀』(読売文学賞、新潮社)『原発とジャングル』(晶文社)など。

弦書房より発行の関連書籍

死民と日常
預言の哀しみ
幻のえにし 渡辺京二発言集
新編 荒野に立つ虹
もうひとつのこの世
未踏の野を過ぎて
江戸という幻景
〈渡辺京二対談集〉近代をどう超えるか