天草キリシタン紀行
﨑津・大江・キリシタンゆかりの地

B5判/104頁/並製
978-4-86329-142-3
定価 2100円 (+税)
2016年10月発行
紹介

禁教期にも信仰を守り続けた島の人々の《信仰遺産》が、いま世界遺産を目ざす。
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界遺産登録をめざす12の構成資産のうち、重要拠点として天草の崎津集落がある。ここは、島原天草の一揆のあと、禁教期にも信仰を守り続けた静かな漁村として最近注目を集めている。この集落の中心が、海に面した崎津教会である。礼拝堂が畳敷きで海の教会として有名だ。本書では、この教会でのミサの様子を特別に収録した他、集落に残る隠れ部屋や家庭祭壇の独特な風情など写真200点を収録。また450年の天草キリスト教史等資料も紹介。完全英訳付き。

目次

【写真編】 﨑津教会/大江教会/根引の子部屋/富岡城址とアダム荒川殉教地/本渡教会/コレジヨ公園/湯島/ミサ/祭礼/キリスト教天草伝来450年祭

【資料編】 天草のキリスト教史/天草のキリスト教年表/天草キリシタン館/﨑津資料館みなと屋/苓北町歴史資料館/案内地図

著者

小林 健浩

こばやし・たけひろ

昭和18年天草市生まれ。久留米工業短期大学電気工学科卒業。著書に『天草潮風紀行』『天草写真風土記』『天草100景』(以上、弦書房)。天草フォトクラブ会員、熊日フォト・サークル運営委員、天草文化協会会員。

弦書房より発行の関連書籍

かくれキリシタンとは何か
評伝 天草五十人衆