既刊一覧 262件
- われ鍋にとじ蓋年記 高橋一家の年賀状
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息子の誕生とともに始めた年賀状エッセイ集。子育て、学校教育、自らの学問研究の苦悩など、試行錯誤をくり返しながら積み重ねてきた22年間にわたる家族の絆を、年賀状とエッセイで綴る年次報告書。1983年から2005年までの社会情勢を「流行語」を織りまぜながら分析した点も含めて、興味深く読むことができる好著。
※2007年5月、第10回日本自費出版文化賞〈文芸・A部門賞〉(日本グラフィックサービス工業会主催・日本自費出版ネットワーク主幹)を受賞。詳しくはこちら。(2006年6月発行)- A5判・並製・240頁
- ISBN4-902116-57-X C0095
- 定価 1800円 (+税)
- 2006年6月発行
- 論者岬(ろんじみさき)小林松太郎作品集Ⅰ
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小林松太郎・著 小説『論者岬』。
二度と出てこられぬ所、論者岬。何処吹く風に吹かれて漂い生きる人々の人間模様。人は皮とそよ風と日の光。何処から来て何処へ行くのか、誰も知らない。- A5判/268頁/上製
- 978-4-86329-120-1
- 定価 2000円 (+税)
- 2015年9月発行
- 霊園から見た近代日本
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青山霊園、谷中霊園、泉岳寺、木母寺……墓地を散策し思索する。墓碑銘から浮かびあがる人脈と近代史の裏面。《玄洋社》をキーワードに読み解き、歴史背景の解釈に新たな視点を示した一冊。
- 四六判 240頁
- ISBN 978-4-86329-056-3 C0021
- 定価 1900円 (+税)
- 2011年3月発行
- ラフカディオ・ハーンの英作文教育
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2004年(平成16)6月、熊本県立図書館でラフカディオ・ハーンの松江時代(明治23〜24年)の教え子、大谷正信と田辺勝太郎の英作文ノートのガラス乾板約90枚が発見された。そこにはハーン直筆の添削跡とコメントが記されており、教育者としてのハーンを明らかにする一級資料として知られている。ジャーナリストであり、教育者でもあったハーンは日本に、そして日本の若者に何を感じたのか、何を伝えたかったのか。ハーン先生の生徒への思いがガラス乾板からよみがえる。本書ではハーン直筆の添削跡、生徒へのコメントが残るノートを収録、その内容を判読・復元し、日本語訳を付した。テーマは延べ50項目。資料の分析・解説付。
- 四六倍判(26㌢×19㌢)220頁
- ISBN 978-4-86329-057-0 C0021
- 定価 3200円 (+税)
- 2011年4月発行
- ラフカディオ・ハーンの英語クラス
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明治25〜26年、当時熊本五高生だった黒板勝美(くろいた・かつみ、1874〜1946、東京帝国大学教授、国史学界の大御所、『国史大系』編纂者)がラフカディオ・ハーンから受けた英語授業の自筆ノートが東京大学文学部英文科研究室の市河文庫から発掘された。現代の英語教育を先取りした、比較文化的な見方が随所に光る。過去2作の関連書とともにきわめて貴重な資料であり、文学者・教育者としてのハーンの実像がさらに鮮明になる。
- 四六倍判(26㌢×19㌢)/176ページ/上製
- 978-4-86329-106-5
- 定価 3200円 (+税)
- 2014年10月発行